ソフトバンクの株主優待でPayPayポイント 1000ポイント 2024年10月以降は10分割で買いやすく(菊地崇仁)

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ソフトバンクの株主優待でPayPayポイント 1000ポイント獲得可能に 2024年10月以降は10分割で買いやすく(菊地崇仁)

ソフトバンクの株主優待が2025年3月31日より変更となり、100株以上を1年保有し続けるとPayPayポイント 1000ポイントを獲得できるようになる。

ソフトバンク、1年以上100株以上保有するとPayPayポイントを獲得できる株主優待制度を開始
ソフトバンク、1年以上100株以上保有するとPayPayポイントを獲得できる株主優待制度を開始

ソフトバンクは、2024年以降の新たに株主優待制度を開始する。 普通株式を1年以上かつ100株以上保有する株主に対して、PayPayポイント1,000ポイントを付与する。所有株式数でPayPayポイン ...

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株主優待でポイントを付与する企業が増えており、個人株主を増やすのが目的だろう。個人株主は比較的長期保有となり、安定株主を増やす事が目的だ。

2024年10月には株式分割(10分割)も行われ、現在よりも買いやすくなる。

ソフトバンクの株は2000円前後(Googleファイナンスより)

ソフトバンクの株は2000円前後(Googleファイナンスより)

現在が2000円程度だとすると、分割後は200円程度となり、100株保有する場合でも2万円程度で購入できる。

20万~30万円の株は平均的な価格帯だが、やはり一般的にはハードルが高く、筆者も若いときにはPayPayポイント 1000ポイントのために買うことはなかっただろう。

しかし、2万円程度で購入でき、さらに配当が年860円(現在の水準が続いた場合)を受け取れ、1000円相当のPayPayポイントを獲得できれば、若い人でも手を出しやすくなる。利回りは9.3%とかなり高い。

ソフトバンクの株主構成は年々個人の割合が減ってきており、さらに株主構成も60代以上が半数を占めている。

ソフトバンクによる「個人投資家向け施策に関する説明会」資料「株式の状況」より

ソフトバンクによる「個人投資家向け施策に関する説明会」資料「株式の状況」より

ソフトバンクによる「個人投資家向け施策に関する説明会」資料「株式の状況(個人は60代以上が55%)」より

ソフトバンクによる「個人投資家向け施策に関する説明会」資料「株式の状況(個人は60代以上が55%)」より

10分割することで国内の個人株主を増やし、株主構成も若年層を増やすのが今回の変更だ。

2024年10月の分割前に購入した場合は保有株数が増えるが、獲得できるPayPayポイントの1000ポイントは変わらない。PayPayポイント 1000ポイントを目的に購入する場合は10月まで待っても良さそうだ。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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