がっちりマンデー!!で紹介した「スゴ積み」をさらにおトクに使う方法とは? スゴ積み利用時の注意点も紹介!(菊地崇仁)

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がっちりマンデー!!で紹介した「スゴ積み」をさらにおトクに使う方法とは? スゴ積み利用時の注意点も紹介!(菊地崇仁)

2024年9月8日に放送された「がっちりマンデー!!」で紹介したのが高島屋の「スゴ積み」だ。

筆者は、10年以上前から「がっちりマンデー!!」に出演しており、今回はタカシマヤ友の会(ローズサークル)のオンライン版「スゴ積み(高島屋のスゴイ積立)」を紹介した。

放送では「スゴ積み」のみを紹介したが、最もおトクな方法は、スゴ積み+株主優待カード提示+タカシマヤカード提示(ゴールドカード以上の場合)となる。

この組み合わせは何度か紹介しているが、今回はスゴ積みの注意点なども含めて紹介したい。

ちなみに、「タカシマヤ」と「高島屋」は特に使い分けのルールがないため、ここでは百貨店を表すときは「高島屋」、カード名称は「タカシマヤカード」で統一する。

「高島屋」と「タカシマヤ」の違いは? どう使い分けるのが正しいの?
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スゴ積みの注意点とは?

スゴ積みは、毎月同じ金額を積み立てると1か月分多く利用できるサービスとなり、例えば10万円積み立てると、1年後には130万円(10万円×12+1か月分ボーナス)として利用できる。

スゴ積みのイメージ

スゴ積みのイメージ

120万円で10万円の還元と考えると、還元率は8.3%と非常におトクだ。

筆者は10万円コースを選んだが、5つのコースがあるため、自分の使い方にあったコースを選ぼう。

スゴ積みは5つのコースがある(スゴ積みのサービス紹介ページより)

スゴ積みは5つのコースがある(スゴ積みのサービス紹介ページより)

スゴ積みで重要なのは、満期が開始月の翌月になる点。これを間違うと、誕生日やクリスマスに使おうと思っていたのが間に合わなくなる。

例えば、クリスマスに間に合わせたい場合、11月に積み立てを開始する。翌年12月1日に13か月分の入金となる。もっと早く準備をしたい場合は10月から開始すれば翌年11月1日に入金となり、13か月分利用可能だ。

開始する時期を間違わないように!

入金されるのは、12ヶ月目の積み立てが完了した月の翌月1日

また、スゴ積みは何口でも申し込む事が可能だ。例えば、5月に1万円コースで積み立て開始、6月に1万円コースで積み立て開始、11月に3万円コースで積み立て開始と複数設定することができる。

7月初旬のお中元、7月のバーゲン、12月のクリスマスなど、目的を持って設定するのも良いだろう。

細かくわける理由は、入金された金額に有効期限があるためだ。入金された月を含めて2年間が有効期限となる。例えば2023年6月に積み立て開始した場合、2024年7月1日に入金、2年後の2026年6月30日が利用期限だ。

ただし、使わなかったとしてもボーナス分を差し引いた金額が入金される仕組みのため、損する事はない。

残高には有効期限あり!

入金された月を含めて2年間に使う必要がある

さらに、スゴ積みのメリットは、タカシマヤカードではポイントがつかないようなハイブランド商品にも利用できる場合もある。ハイブランド商品は割引を嫌うため、8~10%のポイント還元などは対象外となる場合も多いが、スゴ積みはチャージ残高が増えるだけのため、ハイブランドにも使える場合もあるのだ。

高島屋の株価も要チェック

また、高島屋で買う場合、株主優待カードもおトクとなる。

株主優待カードとは、毎年2月末日と8月31日時点の株主名簿に記載された単元株式以上を所有している場合に送られるカードだ。

高島屋の株主優待カード

高島屋の株主優待カード

株主優待カードは高島屋での購入時に提示すると10%OFFとなる。株主優待カード+スゴ積みの場合、10%OFF+8.3%還元と非常におトクだ。

ただし、利用限度額が設けられており、100株以上200株未満は15万円、200株以上1000株未満は30万円、1000株以上は制限なしとなっている。

最近は株価が乱高下しており、下がったタイミングで高島屋株の購入にチャレンジしてみるのはどうだろうか。

高島屋の株価(Googleファイナンスより)

高島屋の株価(Googleファイナンスより)

株は下がる場合もある!

株は下がる場合もあるため、リスクと10%OFFのバランスを考える事

タカシマヤカード《ゴールド》以上の場合はカード提示も忘れずに

株主優待カード+スゴ積みを利用すればタカシマヤカードは必要ないと思われるかもしれないが、年会費1万1000円(税込み)のタカシマヤカード《ゴールド》以上を保有している場合は、会計時にカードの提示を忘れないようにしよう。

タカシマヤカード《ゴールド》以上のカード

タカシマヤカード《ゴールド》以上のカード

タカシマヤカード《ゴールド》以上であれば、高島屋での年間利用額に応じて最大10%のタカシマヤポイントがたまる。

最大10%となるのは、高島屋で年間利用額累計が100万円(税抜き)以上の場合のみ。100万円(税抜き)未満の場合は最大8%還元だ。

株主優待カード+スゴ積みのみ利用すると、年間100万円(税抜き)の達成は難しいだろう。しかし、株主優待カード+スゴ積みを利用する際にタカシマヤカード《ゴールド》を提示すると、ポイントはたまらないが年間利用額の累計に含まれる

年間利用額の累計はNetアンサーで確認できる

年間利用額の累計はNetアンサーで確認できる

タカシマヤカード《ゴールド》以上は提示を忘れない

株主優待カード+スゴ積みの利用でも、タカシマヤカード《ゴールド》を提示すると、年間利用額の累計に含まれる

株主優待カードを保有していれば、タカシマヤカード《ゴールド》で10%還元を維持する必要はないかもしれないが、年間利用額の実績は付けておいた方が良いだろう。


今回紹介した方法は、リスクがあったり、年会費がかかったりする事もあるため、リスクなし+負担なしで使いたいのであれば「スゴ積み」単体で利用しても十分おトクだ。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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