動物を支援するためクレカ 利用金額の一部が自動寄付できる社会貢献クレカを○枚紹介(菊地崇仁)

クレジットカード特集 コラム

【動物を守るためクレカ】利用金額の一部が自動寄付できる社会貢献クレカを12枚紹介!(菊地崇仁)

2024年9月2日

社会貢献クレカとは、利用した金額の一部が自動的に特定団体に寄付されるカードだ。

社会貢献クレカの仕組み

社会貢献クレカの仕組み

毎年○円を自動的に寄付する、と言う事ではなく、利用金額の一部が自動的にカード会社から特定団体に寄付されるため、利用者負担はない。

社会貢献カード第3弾の今回は、動物を守る社会貢献クレカを12枚紹介する。(第1弾「病気の撲滅や病気の人を支援するためクレカ」、第2弾「障がい者を支援する社会貢献クレカ」)。

WWFカード

WWFカード

WWFカード

WWFカードの年会費は初年度無料、2年目以降は1375円(税込み)、WWFカード(セレクト)の年会費は初年度無料、2年目以降は1925円(税込み)、WWFカード(ゴールド)の年会費は1万1000円(税込み)だ。国際ブランドはVisa・Mastercardから選ぶことができる。

利用金額の0.5%相当額が「WWF」に自動寄付される。

WWFカードとWWFカード(セレクト)の違いはショッピング保険など付帯保険の有無。

WWFとは

WWF(世界自然保護基金)は、1961年に設立され、現在、100を越える国々で活動している世界最大の自然保護NGO(非政府組織)です。スイスのグランにあるWWFインターナショナルを中心とする国際的なネットワークのもと、絶滅のおそれのある野生生物の保護から地球温暖化の防止まで、地球全体の生物多様性の保全に幅広く取り組んでいます。

寄付の使い道

  • 野生生物を守る
  • 森を守る
  • 海を守る
  • 地球温暖化を防ぐ

日本動物愛護協会カード

日本動物愛護協会カード

日本動物愛護協会カード

日本動物愛護協会カードの年会費は初年度無料、2年目以降は1375円(税込み)、国際ブランドはVisa・Mastercard・JCBから選択できる。利用金額の0.3%相当額が「日本動物愛護協会」に自動寄付。

日本動物愛護協会とは

公益財団法人 日本動物愛護協会(Japan Society for the Prevention of Cruelty to Animals)は、昭和23年に日本・イギリス・アメリカなどの有志の協力により設立された、日本で最も歴史のある動物愛護団体です。
昭和48年の「動物保護及び管理に関する法律」の制定に深くかかわり、現在の「動物愛護及び管理に関する法律」の趣旨に基づき、動物愛護の普及啓発のために活動する団体です。

寄付の使い道


動物の命を守る活動

  • 行き場を失った動物たちの新しい家族を探す活動をしています。
  • 不幸な子を産み出さないために、不妊去勢手術費用のサポートをおこないます。
  • 全国から寄せられる様々な動物相談に適切なアドバイスをしています。

人と動物がともに幸せに暮らすための社会への提言活動

  • 各種動物愛護イベントを主催、後援しています。
  • 高齢のペットに長寿表彰をおこなっています。
  • 不幸な犬や猫を増やさないために不妊去勢の大切さを訴えます。
  • 地域猫活動を応援しています。

動物を知ってもらう活動

  • 広報誌「動物たち」を年4回発行しています。
  • 自治体・学校・企業など、ニーズに合わせた講演等をおこなっています。

その他

  • ペット災害対策推進協議会の構成団体です。
  • 様々な活動を通じて、動物愛護の普及啓発をおこなっています。

エポスペットカード

エポスペットカード

エポスペットカード

エポスペットカードの年会費は無料、国際ブランドはVisaのみ。利用金額の0.1%相当額が保護犬猫の殺処分問題を解決するプロジェクト「OMUSUBI(お結び)byPETOKOTO」「ペットのおうち(ウェルカムチャレンジ)」に自動寄付。

OMUSUBI(お結び)byPETOKOTOとは

相性診断や独自の審査を通過した信頼できる団体とのマッチングを通じて幸せに暮らせる家族との出会いから見つかった後の暮らしまで支援

ペットのおうち(ウェルカムチャレンジ)とは

医療支援の必要な保護犬猫、保護が長期化しているペットなどを支援し、早期の里親決定を目指すとともに、保護活動者の負担を軽減する

寄付の使い道

2団体及びOMUSUBI(お結び)byPETOKOTOを通した保護団体への支援として活用されます。

アイペットうちの子エポスカード

アイペットうちの子エポスカード

アイペットうちの子エポスカード

アイペットうちの子エポスカードの年会費は無料、国際ブランドはVisaのみ。新規入会1件につきアイペット損保が1364円、また、利用金額の0.1%相当額が保護犬猫の殺処分問題を解決するプロジェクト「OMUSUBI(お結び)」「NPO SAP」に自動寄付。

OMUSUBI(お結び)とは

相性診断や独自の審査を通過した信頼できる団体とのマッチングを通じて幸せに暮らせる家族との出会いから見つかった後の暮らしまで支援

NPO SAPとは

医療支援の必要な保護犬猫、保護が長期化しているペットなどを支援し、早期の里親決定をめざすとともに、保護活動者の負担を軽減する取組みを実施

寄付の使い道

人と動物の福祉に役立つ活動と、動物愛護団体に寄付され、活用されます。

ペトコトカード

ペトコトカード

ペトコトカード

ペトコトカードの年会費は無料、国際ブランドはVisaのみ。新規入会1件につきアイペット損保が1364円、また、利用金額の0.1%相当額が保護犬猫の殺処分問題を解決するプロジェクト「OMUSUBI(お結び)」に自動寄付。

OMUSUBI(お結び)とは

相性診断や独自の審査を通過した信頼できる団体とのマッチングを通じて幸せに暮らせる家族との出会いから見つかった後の暮らしまで支援

寄付の使い道

ペトコトを通じてOMUSUBIの運営や登録する保護団体への寄付・支援に利用されます

フェリシモ「猫部」VISAカード

フェリシモ「猫部」VISAカード

フェリシモ「猫部」VISAカード

フェリシモ「猫部」VISAカードの年会費は初年度無料、2年目以降は1375円(税込み)、国際ブランドはVisaのみ。前年度1回以上のカード利用で翌年度の年会費は無料に。利用金額の0.12%相当額が「フェリシモ わんにゃん基金」に自動寄付。

フェリシモ わんにゃん基金とは

日本では、1年で2,739頭の犬と、11,718匹の猫がさつ処分(※令和3年度環境省統計資料 「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」より)されています。飼い主に捨てられたり、災害時に取り残されたり、地域で猫が過剰繁殖する問題もあります。フェリシモでは、この問題を解決したいというお客さまのたくさんのお声を受け、犬猫の保護と里親探し活動、猫の過剰繁殖防止活動を支援する基金を設立しています。

寄付の使い道

  • 飼い主のいない動物の保護と里親探し活動
  • 保護動物のフード代や医療費
  • 災害時の動物保護活動
  • 野良猫の過剰繁殖防止活動(TNR活動)

ヴェルサイユリゾートファームエポスカード

ヴェルサイユリゾートファームエポスカード

ヴェルサイユリゾートファームエポスカード

ヴェルサイユリゾートファームエポスカードの年会費は無料、国際ブランドはVisaのみ。利用金額の0.1%相当額が「ヴェルサイユリゾートファーム」に自動寄付。

ヴェルサイユリゾートファームとは

引退馬の余生の不安定さ、これをいち生産者としても少しでも解決したいという想いから、2018年頃よりヴェルサイユリゾートファームを作り始めました。

今では、ローズキングダム・アドマイヤジャパン・ヒルノダムール・ビービーガルダン、タニノギムレットやゴールドティアラなどの引退名馬が増え、延べ20頭以上の引退馬たちが暮らす牧場となっております。

寄付の使い道

引退馬の飼育費、施設管理費及び運営費として活用させていただきます。

日本野鳥の会カード

日本野鳥の会カード

日本野鳥の会カード

日本野鳥の会カードの年会費は初年度無料、2年目以降は1375円(税込み)、国際ブランドはVisa・JCBから選択できる。利用金額の0.5%相当額が「日本野鳥の会」に自動寄付。

日本野鳥の会とは

公益財団法人日本野鳥の会は、野鳥を中心とする自然環境の保護・野鳥保護思想の普及教育・野鳥に関する調査研究を目的とし、昭和9年3月11日創立、昭和45年11月2日財団法人に改組、その後平成23年4月1日から公益財団法人となりました。

自然にあるがままの野鳥に接して楽しむ機会を設け、また野鳥に関する科学的な知識およびその適正な保護思想を普及することにより、国民の間に自然尊重の精神を培い、もって人間性豊かな社会の発展に資することを目的とし、日々活動をしております。

寄付の使い道

野鳥や自然を大切に思う心を伝える

  • 全国のサンクチュアリを訪れる方々に、野鳥や自然のすばらしさを伝えています。
  • バードウォッチングの初心者向け小冊子や野鳥図鑑などの発行を通して、バードウォッチングの楽しさを伝えています。
  • バードウォッチングの指導・案内ができる人材の育成を進めています。

野鳥や自然を守る

  • 北海道東部のタンチョウ生息地を中心に、土地買取りや協定により野鳥保護区として保全しています。野鳥保護区の面積は自然保護団体としては国内最大級です。
  • 国際的に重要な野鳥生息地(IBA基準生息地)を守る活動、および野鳥の生息地の定期的なモニタリング調査を行っています。
  • 希少鳥類を守る活動や調査研究を進めています。
  • 野鳥の売買の実態を調査し、密猟や違法な売買・飼育、海外からの輸入をなくすための活動をしています。

TAJIMA KOUNOTORI ゴールドカード

TAJIMA KOUNOTORI ゴールドカード

TAJIMA KOUNOTORI ゴールドカード

TAJIMA KOUNOTORIゴールドカードの年会費は初年度無料、2年目以降は3300円(税込み)、国際ブランドはVisaのみ。利用金額の一部と年会費の一部が「コウノトリ基金」に自動寄付。

申し込みは、中国地方5県(鳥取県・島根県・岡山県・広島県・山口県)、近畿地方2府5県(大阪府・京都府・兵庫県・滋賀県・三重県・奈良県・和歌山県)、福井県の在住者のみ。

コウノトリ基金とは

コウノトリのエサ場となるビオトープの整備や、生物多様性保全の拡大、環境教育などに活用しています。

寄付の使い道

  • コウノトリに関する情報発信
    全国に広がるコウノトリの生息地や飛来地の、さまざまな団体等と協働、連携し、コウノトリの飛来情報の収集、公開を支援しています。
  • コウノトリの生息地保全対策
    市内各地で休耕田等を活用したビオトープ水田の設置や、大規模湿地の維持管理など、コウノトリの生息に必要な場所を増やしています。
  • 生物多様性の保全
    地域の生物多様性を保全するため、市民グループによるコウノトリの生息地や生物多様性の保全活動などを行う「小さな自然再生」活動を支援しています。
  • 次世代の育成
    各地域のコミュニティセンターなどが主催する田んぼや川など、地域のフィールドで行われる生きもの調査に対し支援を行っています。
  • 学校給食での「コウノトリ育むお米」使用
    市内の公立小中学校の給食で子ども達が食べるごはんは、毎食、コウノトリ育む農法で作られたお米を使っています。生きものを育む田んぼを維持するため、コウノトリ育む農法で作られたお米を食べることが、田んぼを維持することに貢献しています。

到津の森動物支援カード

到津の森動物支援カード

到津の森動物支援カード

到津の森動物支援カードの年会費は無料、国際ブランドはJCBのみ。利用金額の一部が「到津の森公園」の動物たちの餌代として還元。

到津の森公園とは

「到津の森公園(いとうづのもりこうえん)」は九州の北部・福岡県北九州市小倉北区にある、動物のいる公園です。到津の森公園は、前身である到津遊園の閉園を惜しみ、存続を求める多くの市民の熱意と、北九州市議会における全会一致の存続決議を受け、平成14(2002)年に開園しました。

寄付の使い道

「到津の森公園」の動物たちの餌代として還元されます。

ANGELS・ライフマスターカード

ANGELS・ライフマスターカード

ANGELS・ライフマスターカード

ANGELS・ライフマスターカードの年会費は無料、国際ブランドはMastercardのみ。利用金額の0.1%相当額が「エンジェルズ」に自動寄付。

エンジェルズとは

2005年より全国の警察・保健所等から捨て犬・猫を引き受け、譲渡会やSNSを活用して里親探し・保護等を行う活動をしています。
これまでに4500匹以上の犬・猫を保護しており、こうした活動から2012年に公益財団法人「どうぶつ基金」が主催する「どうぶつからの感謝状」の授賞式にて、表彰をされています。

寄付の使い道

  • 飼主が無く、捕獲・収監された犬・猫たちの最終処分施設からの救出
  • レスキューされた犬・猫達を一時預かり場所まで搬送協力・保護された犬・猫たちをボランティア会員宅で一時預かり
  • 保護された犬・猫たちの里親探し
  • 里親への搬送協力
  • 保護された犬・猫たちの避妊・去勢

SAVE THE GREAT APESカード

SAVE THE GREAT APESカード

SAVE THE GREAT APESカード

SAVE THE GREAT APESカードの年会費は無料、国際ブランドはMastercardのみ。利用金額の0.1%相当額が「日本グレイトエイプス保護基金」に自動寄付される。

日本グレイトエイプス保護基金とは

アフリカに棲むゴリラたち類人猿を保護するために、京都大学総長の山極寿一先生方の協力により設立した保護基金です。寄せられた基金は類人猿に対する保護育成および現地住民の環境教育など、様々な活動の支援金として生かされています。

一例として、山極先生が行っている現地アフリカのNGOポポフがあります。

コンゴ民主共和国のカフジ・ビエガ国立公園はゴリラの保護を目的に1972年に設立され、1980年に世界支援遺産に指定されました。しかし、90年代の開発や民族紛争、密猟などにより公園内に260頭いたゴリラは半数になってしまいました。そこで現地NGOポポフは公園当局と協力し密猟者を罪に問わないことにして、保護区を守るレンジャーとして雇用しました。
また村人たちが公園内の木を切らないよう苗木センターを設立し、村の女性たちが民芸品を作り収入を得られるように指導しました。更に政府に認められた学校をつくり子供たちに環境教育を行い、大学への進学資格も取得できるようになりました。

このような努力が実り密猟が減り、ゴリラの棲息数が170頭を超えるまでに回復しました。
今ではたくさんの赤ちゃんゴリラが生まれています。

寄付の使い道

  • 類人猿保護活動を行う現地NGOへの援助(マハレ野生動物保護協会、ポポフ、ビーリア(ボノボ)保護支援会)
  • アフリカの環境保護関連への援助(森林の保護や植林のための苗木購入費用)
  • 環境教育(自然や野生動物、類人猿の大切さ)のための学校建設
  • 保護区の管理にあたるレンジャーの雇用や維持費用など

社会貢献クレカは、これまで紹介した病気の撲滅や病気の人を支援するクレカ、障がい者支援クレカなど、さまざま存在する。

次回以降もいくつかのテーマに沿った社会貢献クレカを紹介したい。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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