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最大還元率6.25%の「ココカラクラブカード」は家族制度を活用せよ! チャージでポイントが貯まるクレジットカードも存在する!

2015年2月4日

ドラッグストアの「ココカラファイン」や「セイジョー」「ドラッグセガミ」などを運営するココカラファイングループには「ココカラクラブカード」と言うポイントプログラムがある。ココカラクラブカードにはVisaブランドのロゴが付いているが、クレジットカードではない。5万円までチャージできるプリペイドカードだ。チャージ金額内であればVisa加盟店でも利用可能となっている。

同じような仕組みがau WALLETカードとなる。10万円までチャージが可能で、MasterCard加盟店でチャージ金額の範囲内で利用が可能だ。

このココカラクラブカードは、ココカラファイングループでの利用の場合はポイントカードとしても利用可能だ。ポイントカードとプリペイドカードが一体化しているため、提示から決済まで1枚のカードで利用することが可能となる。

ココカラクラブカードは最大5%還元も

ドラッグストアのポイント制度に多いのが「ステージ制」だ。月間利用額や年間利用額に応じて翌月または翌年のポイント付与率がアップするというものだ。

ココカラクラブカードもこのステージ制があり、通常100円(税込)につき1ポイント(=1円相当)付与されるが、最大5ポイントまでアップする。

ステージ ポイント付与率 月間ステージ制度(税込)
毎月1日?末日
年間ステージ制度(税込)
毎年1日1日?12月31日
レギュラー 1% 5,000円未満 5万円未満
ブロンズ 2% 5,000円以上、1万円未満 5万円以上、10万円未満
シルバー 3% 1万円以上、2万円未満 10万円以上、20万円未満
ゴールド 5% 2万円以上 20万円以上

プリペイド払いの場合は最大1.25%キャッシュバック

また、ココカラファイングループでは、ココカラクラブカードのVisaプリペイド機能を利用すると、0.25%のキャッシュバックも受けられる。毎月10日・25日はさらに1%上乗せされ、最大1.25%が翌月10日にチャージ残高に加算される。つまり、ゴールドステージの場合は最大6.25%還元ということだ。

なお、Visaプリペイドとして支払った場合にキャッシュバック対象店舗にサークルKサンクスが追加された。サークルKサンクスでココカラクラブカードを利用してもキャッシュバックが受けられる。ただし、サークルKサンクスはココカラポイントの対象とはならない。

現在はサークルKサンクスでココカラクラブカードのVisaプリペイド払いをすると、常に1%上乗せとなるキャンペーンが実施中だ(2015年4月30日まで)。

ココカラファイングループ サークルKサンクス
ココカラクラブカード提示 ×
Visaプリペイド支払い 通常 0.25%キャッシュバック
毎月10・25日 +1%キャッシュバック
2015年4月30日まで +1%キャッシュバック

家族制度は友達も可

ココカラクラブカードには、ステージが上がりやすくなる制度が用意されている。それは「家族制度」と言うものだ。家族でココカラクラブカードを保有すると、家族として登録することができる。その場合、家族利用分もステージの利用金額に加算される。さらに、ステージアップした場合は、家族全員が同じステージになる。

例えば、1ヶ月の間に夫が1,200円購入し、妻が3,800円購入すると、合計5,000円の利用金額となるため、夫も妻もブロンズステージとなり、翌月はどちらの利用分もポイントが2%となるということだ。

この家族制度だが、実は家族以外でも登録可能だ。つまり、近所の友達を登録していけば、どんどんステージがアップしやすくなるということだ。また、ポイント自体は、それぞれのカードに付与されるため、友達のポイントを使ったり、使われたりすることは無い。

家族制度に登録できる人数は5人まで。あまりドラッグストアを使わない家族を登録するよりも、ドラッグストアでの買い物が多い友達を登録したほうがずっと効率的だ。家族制度はココカラクラブのサイトから登録できる。

なお、家族以外の友達を登録することは規約違反にならないことをココカラファインに確認済みだ。

チャージでポイントが貯まるクレジットカードも

ココカラクラブカードには、クレジットカードでチャージすることが可能だ。対象カードはセゾンカードまたはUCカードとなる。ただし、クレジットカードでのチャージ分にはクレジットカードのポイントが付与されないとの注意書きがある。

この注意書きは、「永久不滅ポイント対象のクレジットカードでは」というのが隠れている。つまり、永久不滅ポイント以外のポイントが付くクレジットカードではポイントが付与される可能性があるということだ。

こちらを確認した所、「MileagePlusセゾンカード」「タカシマヤカード」は対象外、「JMBローソンPontaカードVisa」「ソフトバンクカード」はポイントの対象となっている。

ソフトバンクカードは1%還元のため、ソフトバンクカードでチャージしたココカラクラブカードで10日・25日に購入すると、ゴールドステージの場合は還元率が最大7.25%となる。

ソフトバンクカードは筆者も利用しているが、nanaco、楽天Edy、au WALLETカードにもチャージでき、かつチャージでポイントが貯まる電子マネーに強いクレジットカードだ。保有していると便利なカードだろう。

ポイント以上に価格が重要

ココカラクラブカードを使いこなすと非常におトクな事がわかった。しかし、ポイント以上に重要なのは商品の価格だろう。例えば、近所のココカラファインと他のドラッグストアでの同一商品の価格を調べた。

ココカラファイン 他店
ボックスティッシュ 380円 288円
トイレットペーパー 380円 379円
解熱鎮痛剤 952円 934円

※税抜

例えばボックスティッシュは他店の方が92円安かった。ゴールドステージで10日にソフトバンクカードでチャージしたプリペイドで支払っても他店で購入したほうがおトクだ。

ポイントの還元率も重要だが、元の価格はもっと重要となる。殆どすべての商品で他のドラッグストアのほうが安い場合はそのドラッグストアを使うべきだが、商品によってはそれほど金額が変わらないものもある。上記の場合は、トイレットペーパー、解熱鎮痛剤はポイント分を考慮するとココカラファインのほうがおトクだ。

ココカラファインが近所にあり、他にドラッグストアがない場合や、購入する商品が他のドラッグストアとそれほど価格差がない場合は、友だちを誘ってココカラクラブカードの家族制度を利用するのがおすすめだ。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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