Mastercardのチタンはプラチナよりも上? 特典で見ると下・手数料率で見ると上

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Mastercardのチタンはプラチナよりも上? 特典で見ると下・手数料率で見ると上

経済産業省が2022年11月30日(水)に「クレジットカードのインターチェンジフィーの標準料率が公開されました」と発表した。Mastercard、Union Pay(銀聯)、Visaのインターチェンジフィー標準料率が公開されていたのだが、気になったのがMastercardだ。

Mastercardのインターチェンジフィーを確認したところ、カテゴリに以下のような記述がある。

スタンダード ゴールド プレミアム チタン スーパープレミアム エリート
プラチナ デジタル決済・タッチ決済 ワールド ワールドエリート

Mastercardには現在スタンダード、ゴールド、プラチナ、ワールド、ワールドエリートがある。以前はチタンもあったのだが、TRUST CLUBプラチナマスターカードがプラチナになったため日本ではチタンのカードが消滅。

従って、現在のMastercardのメニューにもチタンはない。

Mastercardのランク

Mastercardのランク

しかし、インターチェンジフィー料率の表にはチタンがあり「デジタル決済・タッチ決済」と表記があるのは何だろうか。

以前、Mastercardのゴールド以上で利用できるTaste of Premiumの特典を確認していたところ、チタンの特典はプラチナの特典よりも少なかったため、ゴールド < チタン < プラチナだと思っていたのだが、インターチェンジフィーの料率を見る限りプラチナ < チタン < ワールドとなるようだ。

プラチナ チタン ワールド
航空会社 1.45% 1.60% 1.80%
メガ小売業 1.50% 2.05% 2.25%
公共サービス2(水道光熱費等) 0.56% 1.00% 1.00%

ただし、最初にも書いた通り、現在日本ではMastercardチタンのカードはない。今後発行されるのか、Mastercardの内部的に利用されているだけなのか不明だ。

Mastercardのランクはなかなかわかりにくいため、手数料率を公開するのであれば、その辺りも統一してほしい。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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