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SPGアメックスの6つのデメリットとは? SPGアメックスはゴールドカード以上、プラチナカード未満?

SPGアメックスの6つのデメリットとは? SPGアメックスはゴールドカード以上、プラチナカード未満?

先日、SPGアメックス継続時の無料宿泊特典を利用してきた(「SPGアメックスのクレジット継続時の無料宿泊特典を利用してみた 無料宿泊特典でもSPGゴールドは威力を発揮する?」参照)。SPGアメックス保有のSPGゴールド特典も利用できるため非常に快適な宿泊となった。

様々なメディアでもSPGアメックスのメリットは書かれており、当コラムでもSPGアメックスのメリットを書いてきた。しかし、SPGアメックスはメリットもあるが、当然デメリットも有る。今回はデメリットを6つ紹介したい。

1.宿泊時には最低でも食費が必要

レストラン無料宿泊特典でスターウッド系列のホテルを利用したとしても、食費だけは必要になるだろう。SPG会員向けの対象レストラン15%OFFを利用したとしても、家族分を支払うと夕食だけでも数万円となる場合もある。また、ホテルでの朝食は3,000円程度と考えても、2人で宿泊すると6,000円程度必要となる。

SPGアメックスはSPGゴールド特典も付いているため、レイトチェックアウトも可能だ。昼食もホテルでとなると食費だけでもかなりの出費になる。

2.家族会員の年会費が高額なのにSPGゴールド特典は付帯しない

SPGアメックスの本会員の年会費は31,000円+税だ。このクラスのクレジットカードの場合は、家族カードの年会費が無料になるケースも多いが、SPGアメックスの家族カードは15,500円+税が必要となる。夫婦で保有した場合は46,500円+税と非常に高額だ。

また、高額な家族カードを保有したとしても、SPGアメックスの家族会員にはSPGゴールド特典は付帯しない。そのため、旅行時に本会員がいない場合の宿泊は、SPGゴールド特典は利用できないということだ。家族会員が友人と宿泊する時には、SPGゴールド特典は利用できないので注意が必要だ。

3.旅行保険はゴールドカードと同等

海外旅行保険を三井住友VISAゴールドカード、アメリカン・エキスプレス・カードと比較すると以下のようになる。利用付帯時の傷害死亡・後遺障害については1億円と高額だが、一番重要な救援費用や傷害治療費用等が利用付帯で三井住友VISAゴールドカードの自動付帯と同等だ。

SPGアメックス アメリカン・エキスプレス・カード 三井住友VISAゴールドカード
傷害死亡・後遺障害 5,000万円
(+5,000万円)
(5,000万円) 1,000万円
(+4,000万円)
傷害治療費用 300万円
(200万円)
(100万円) 300万円
疾病治療費用 300万円
(200万円)
(100万円) 300万円
賠償責任 4,000万円 (3,000万円) 5,000万円
携行品損害 50万円 (30万円) 50万円
救援者費用 400万円
(300万円)
(200万円) 500万円

( )利用付帯時

4.その他付帯サービスは、ほとんどがアメックスブランドとしてのサービス

家族カードも合わせて保有した場合の年会費としては、三井住友プラチナカードやザ・クラスと同程度となる。しかし、SPGアメックスにはコンシェルジュサービスやプライオリティ・パスが付帯しない。その他の優待については、SPGアメックスでもアメリカン・エキスプレス・セレクトやアメリカン・エキスプレス・コネクトの利用は可能だが、これらの特典は「ウォルマートカードセゾン・アメリカン・エキスプレス・カード」のような年会費無料のアメックスブランドでも利用が可能となるため、SPGアメックスのメリットとしては、SPGゴールド特典のみと言うことだ。

SPGアメックス 三井住友プラチナカード ザ・クラス
年会費(税抜) 本会員 31,000円 50,000円 50,000円
家族会員 15,500円 無料 無料
コンシェルジュサービス
グルメ サービス名 SPG会員 プラチナグルメクーポン、MasterCard Taste of Premium グルメ・ベネフィット
特典 スターウッド系列のホテル内レストランで15%OFF 国内の有名レストランのコース料理を2名以上で予約すると1名無料 国内の有名レストランのコース料理を2名以上で予約すると1名無料
サービス名 アメリカン・エキスプレス・セレクト、アメリカン・エキスプレス・コネクト Visaプラチナダイニング
特典 提携レストランで10?20%OFF 国内外のレストランでコースのアップグレードや割引
ホテル サービス名 SPGゴールド アップグレードホテルズ、スペシャルプライスホテルズ JCBプレミアムステイプラン
特典 スターウッド系列のホテルでアーリーチェックイン、レイトチェックアウト、部屋のアップグレード、ウェルカムギフト 国内のホテル・旅館の割引、部屋・料理のアップグレード、国内ホテルのスイートルームを50%OFF 国内のホテル・旅館の割引、部屋・料理のアップグレード
サービス名 アメリカン・エキスプレス・セレクト、アメリカン・エキスプレス・コネクト Visaプラチナクラブ、Visaプラチナトラベル、MasterCard Taste of Premium
特典 提携ホテルで連泊時の1泊無料特典や割引特典 国内のホテル・旅館の割引、海外のホテルを5%割引等
空港ラウンジ 国内空港ラウンジ 国内28空港、海外2空港 国内28空港 国内28空港、海外1空港
プライオリティ・パス メンバーズセレクションから選択可能

5.SPGアメックスはアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードの一部機能を切り取ったもの

家族カードを保有するのであれば、13万円+税と年会費はアップするが、アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードか らアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードを狙うと言う方法もある。アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードの場合は家族カードが無料、SPGだけでなくアコークラブやクラブカールソンでも上級会員サービスを受けられる。また、フリー・ステイ・ギフトでハイアットリージェンシーやヒルトン・ワール ドワイド等の有名ホテル1泊分の宿泊が可能となっている。

さらに、コンシェルジュサービスや有名レストランのコース料理を2名以上で予約すれば1名分が無料になるサービス、ホテルのルームアップグレードや夕食が無料になるファイン・ホテル・アンド・リゾートなど、様々な特典を受けられる。SPGアメックスはスターウッドに特化したカードとなっているため、どのホテルでも優待を受けたいと言う場合にはアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードの方が良いだろう。

ただし、SPGアメックスは提携カードとなるため、カード利用金額が多い場合でもアメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードのインビテーションは無いと思われる。

6.スターポイントを貯めるポイントモールがない

通常、クレジットカード会社のポイントモールを利用すると、ボーナスポイントがどんどん貯まる。しかし、スターポイントを直接貯めるためのポイントモールは存在しない。

スターポイントへ交換できるポイント移行元としては、アメックスのメンバーシップ・リワード、ダイナースのダイナースクラブ リワードプログラムがある。ダイナースの場合は15,000ポイントが7,500スターポイントに、アメックスの場合はメンバーシップ・リワード・プラス(別途3,000円+税/年)に参加した場合は、1,000ポイントが330スターポイントに交換できる。

交換レートも悪く、スターポイントを貯めるためだけに保有するようなクレジットカードでもないため、スターウッド系列でSPGアメックスを利用した時のボーナスポイント以外で、ボーナスポイントはないと考えたほうが良い。

SPGアメックスは、上記のようなデメリットもあるが、十分魅力的なクレジットカードだ。日々の支払いをSPGアメックスにし、年200万円程度利用するだけで、年に2泊分(クレジットカード継続分+ポイント利用分、カテゴリ5以下)の無料宿泊特典を得ることが可能となる。

では、本当におトクなのかを、高還元率カードで獲得したポイント分を宿泊代にした場合と、SPGアメックスを利用して獲得した無料宿泊特典を比較してみよう。

例えば、「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル」に2015年5月2日から2泊を考えると、宿泊費は110,500円となる。本会員のみを保有した場合の年会費を考えると、おトク額は77,020円。リクルートカードプラスで200万円利用すると4万円分のポイント獲得だ。年会費を考慮すると37,840円のおトクとなる。リクルートカードプラスよりもおトクで、かつSPGゴールド特典が付帯することを考えるとSPGアメックスはおトクだろう。

宿泊時は必ずスターウッド系列のホテルに宿泊する、年に1回程度優雅に旅行したいなど、使い方が決まっている場合は、SPGアメックスは最適なクレジットカードになるだろう。

About The Author

菊地崇仁

1998年に法政大学工学部を卒業後、同年日本電信電話株式会社(現NTT東日本)に入社。社内システムの開発、Lモードの料金システム開発、フレッツ網の機器検証等に携わり2002年に退社。同年、友人と共に起業し、システムの設計・開発・運用を行う。2006年、ポイント交換案内サービス・ポイ探の開発に携わり、2011年3月代表取締役に就任。ポイント探検倶楽部に掲載されているポイントは約230種類。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られる。 三児の父であり家計のやりくりをすべて担当。ポイントのみならず、クレジットカードや保険なども守備範囲で、近年は投資にも挑戦している。 45枚のクレジットカードを保有し、約70万円の年会費を支払っている。一般カードからプラチナカード等のプレミアムカードを実際に保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。すべてのカードを利用し、おトクな使い方、おすすめの使い方を日々研究中だ。

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