2014年10月1日(水)から開始する楽天の共通ポイント「Rポイントカード」。TカードやPontaカードのように、加盟店でRポイントカードを"提示する"と楽天スーパーポイントを貯めることができるようになる。
開始時点では、コンビニのサークルKサンクスやポプラ、飲食店のミスタードーナツやプロント、百貨店の大丸・松坂屋など約1万3400店が参加する(「Rポイントカード、11社との提携により、全国約1万3,400の店舗で利用可能に」参照)。
基本的な機能はTカードやPontaカードと同じため、今回はRポイントカードとTカード・Pontaカードとの違いを説明し、楽天スーパーポイントがザクザクたまる方法を紹介したい。
Rポイントカードは1人3枚まで登録することが可能
Tカードは基本的に1人1枚しか保有できない。複数枚のTカードを保有している場合、それぞれのTポイントを合算することはできないのだ。Pontaカードの場合はグループを作れば、Pontaポイントを統合することが可能だ。しかし、グループオーナー以外はPontaポイントを利用することができない仕組みとなっている(「Pontaのグループ機能利用方法」参照)。
Rポイントカードは楽天ID 1つにつき3枚まで登録が可能だ。これは意外と便利に使える機能だろう。例えば、財布に1枚、会社の引き出しに1枚、よく使うバッグに1枚入れておくと、自宅に財布を忘れて出勤したとしても、机の中のRポイントカードを利用し、コンビニで楽天スーパーポイントを利用して買物をすることも可能となる。
地味だが便利な一時停止機能
また、Rポイントカードは一時停止機能がある。例えば、Rポイントカードが見当たらない場合、一時停止機能を利用し止めておくことができる。見つかった時に、有効化手続きを行えばそのRポイントカードはまた利用できるようになるのだ(「Rポイントカードの登録方法、一時停止方法、削除方法」参照)。
この一時停止機能が地味に便利な機能となっている。Rポイントカードを一時停止すると、Rポイントカードの全機能が停止するわけではない。Rポイントカード加盟店で提示するとポイントを貯められるが、ポイントの利用はできなくなるという状態だ。
先ほど書いたように、Rポイントカードは3枚まで保有することが可能だ。予備の会社の引き出しに置いてあるRポイントカードやバッグの中に入れてあるRポイントカードは、最初から一時停止しておけば良い。もし盗まれた(盗まれたことに気が付かなかった)としてもポイントが使われることが無いので安心だ。
財布を忘れて、Rポイントカードのポイントを使いたい場合は、スマホで楽天サイトにログインし、有効化すると直ぐにポイントを利用できるようになる。
実際に盗まれた場合は、楽天にログインし、該当のRポイントカードを削除すれば良い。新たなRポイントカードを手に入れ、楽天IDに登録し、また一時停止しておく。地味だが、非常に便利で安心できる設計になっている。
楽天スーパーポイントの4重取りも可能
Rポイントカードが登場し、リアル店舗でも楽天スーパーポイントが貯めやすくなった。楽天には様々なサービスがあるため、それらを組み合わせることによって、1回の買い物で4回楽天スーパーポイントを貯めることも可能になった。
コンビの「ポプラ」での買い物を考えてみよう。
まず、楽天カード利用者向けの楽天e-NAVIにログインする。次に、楽天Edyにチャージをすると200円につき2楽天スーパーポイントを獲得できる。2,000円チャージした場合は20ポイントを獲得できる。
楽天カードで楽天Edyにチャージすると200円につき1楽天スーパーポイントを獲得できる。2,000円チャージした場合は10ポイント獲得可能だ。
次に、ポプラに行き、1,000円(税抜)の商品を購入したとする。支払い時にRポイントカードを提示し、チャージした楽天Edyで支払う。Rポイントカードの提示で100円(税抜)につき1楽天スーパーポイントを獲得できるため、10ポイントの獲得だ。楽天Edyで支払った時に200円(税込)につき1楽天スーパーポイント獲得できるため、5ポイント獲得できる。
最後に、ポプラ店内で、楽天チェックを起動しチェックインすると10楽天スーパーポイントの獲得となる。
行動 | ポプラでのポイント付与率 | 今回の獲得ポイント |
楽天カードで楽天Edyにチャージ |
200円につき1ポイント |
10ポイント |
Rポイントカードの提示 | 100円(税抜)につき1ポイント | 10ポイント |
楽天Edyで支払い | 200円(税込)につき1ポイント | 5ポイント |
楽天チェックでチェックイン | 10ポイント | 10ポイント |
消費税が8%の場合は、1回1,080円(税込)の買い物で25ポイント獲得でき、さらに楽天Edyチャージの時に1%分0.5%分のポイントを獲得できているというわけだ。
Rポイントカード、楽天カード、楽天Edy、楽天チェックを利用すると、リアル店舗で面白いように楽天スーパーポイントが貯まっていく。楽天ユーザであれば、Rポイントカードは必須アイテムになるだろう。