Google Play Pointsが開始
Google Playのポイントサービス「Google Play Points」が2018年9月18日(火)より開始した。日本独自のサービスとなり、Google Playでアプリやゲームなどのコンテンツを購入したり、対象のアプリをインストールすることでポイントを獲得することができる。獲得したポイントは対象ゲームのアプリや、Google Playクレジットに交換することが可能だ。
また、ランクアップ制もあり、貯めたポイント数に応じてブロンズからシルバー、ゴールド、プラチナ、ダイヤモンドと上がっていき、使える特典やポイントの貯まり方も上がっていく仕組みだ。
なお、Google Play Pointsを始めてから7日間はブロンズの場合でも100円につき3ポイント獲得可能となっている。
ブロンズ | シルバー | ゴールド | プラチナ | ダイヤモンド | |
1年間の獲得ポイント数 | 249ポイント以下 | 250~999ポイント | 1,000~3,999ポイント | 4,000~14,999ポイント | 15,000ポイント以上 |
ポイント付与率 | 100円につき1ポイント | 100円につき1.25ポイント | 100円につき1.5ポイント | 100円につき1.75ポイント | 100円につき2ポイント |
アプリ内アイテムに使える300円分のクレジット | ─ | ×1 | ×1 | ×1 | ×2 |
映画レンタルを100円分に割引 | ─ | ×1 | ×2 | ×4 | ×5 |
書籍に使える500円分のクレジット | ─ | ─ | ×2 | ×4 | ×6 |
Google Play Pointsはどうやったら始められるの?
Google Play Pointsは時間が経てば配信されるのだが、いくら待っても「Google Play Points」の画面が出てこない。Google Playアプリを終了し、再度起動してもメニューに変化がない。
元々、調子の悪かった端末を再起動し、Google Playを起動すると「Play Points」のメニューが!
しかし、同じアカウントでログインしている楽天モバイルやワイモバイルのGoogle Playのメニューにはまだ出てきていない。
それならばと思って、楽天モバイル、ワイモバイルの端末をどちらも再起動してみたところ、ワイモバイルのメニューには「Play Points」が表示され、楽天モバイルの端末は表示されないままとなる。なぜ楽天モバイルの端末だけPlay Pointsのメニューが出ないのかは不明だが、Play Pointsのメニューが出てこない人は、一度端末を再起動してみると良いかもしれない。
Google Play Pointsを有効にするには?
Google Playを起動し、左上の「三」をタップすると、「通知」と「定期購入」の間に「Play Points」のメニューが表示される。デフォルトでは「新規」と表示されているはずだ。
こちらをクリックすると「Play Points」の開始画面が表示される為「無料で開始」ボタンをタップ。
最初は全員「ブロンズ」となり、開始後7日間に限って100円につき3ポイントためられる。
Google Play Pointsでポイントを貯めてみた
ポイントを貯めるには、アプリでの決済や電子書籍の購入などが必要だ。
今回、ポケモンGOのアイテムを購入してみることにした。Google Play Pointsを開始している場合、購入画面でポイント数を確認することができる。
ポケコインを11,800円分購入すると、+354ポイントと表示があるが、これは最初の7日間限定で3%分のポイントが貯まるためだ。
その他、電子書籍を購入する画面でもポイント数を確認することができる。
さて、実際に決済してみたところ、アッという間にシルバーに。これは、250ポイント以上をクリアしたからとなる。最初の3%ではなく、1%のポイントの場合は、118ポイントしか獲得できないので、シルバーへのレベルアップはできない。こう考えると、シルバーですらハードルが高いのではないだろうか。
Google Play Pointsのポイントを使うには?
続いて、貯まったポイントを使ってみよう。今回354ポイント貯まったため、Google Playクレジットに交換してみることにした。
まず、Google Play Pointsを表示し「使う」タブをタップする。
下の方に「Google Playクレジット」のメニューがあり、100円分と200円分が有効となっている。これは、300ポイント保有しているからだろう。500円分、1,000円分まであるが、1ポイント=1円分のレートは変わらないため、100円分と200円分のGoogle Playクレジットに交換してみる。
「¥200円分のGoogle Playクレジット」をタップし、「ポイントを使う」をタップすると、「Playクレジットの残高:¥200」と表示されると同時にポイントが減算される。同じように100円分も追加した。これで300円分を利用できることになる。
ちなみに、ポイントを使ったとしても、ステージ判定に使われるポイント数は減る事はないので安心だ。
Google Play Pointsの特典を使うには?
シルバーになると使える特典は以下の2つだ。
- ¥300分のアプリ内アイテム対象クレジット×1
- 映画レンタル¥100×1
Play Pointsメニューの「特典」タブをタップすることで、使える特典の確認が可能だ。
「¥300分のアプリ内アイテム対象クレジット」については、アイテム内課金に使えるクレジットとなる。従って、Play Pointsで交換したGoogle Playクレジットと合わせると、600円分利用できると言うことだ。
今回も、ポケモンGOのアイテムを購入してみることにする。600円分のポケコインを購入してみると、「Googleからの¥300円分のクレジット」と表示があり、これがシルバー特典となる。その下に、「Google Playの残高:¥300」とあるのが、ポイントで交換したGoogle Playクレジットとなる。同じ300円なので複雑だが、それぞれ特典が異なることに注意しよう。
この状態で「1クリックで購入」をクリックするとアイテムの購入が完了する。このときには、600円の支払いはクレジットカードから支払われることなく、シルバー特典の300円、Google Playクレジットの300円から支払われるので無料で購入できたことになる。
なお、再度「Play Points」の「特典」タブをクリックすると「¥300分のアプリ内アイテム対象クレジット」が消えていることがわかる。
続いて、「映画レンタル¥100」は、1,000円以下の映画レンタルに使える特典となる。Google Playの「映画&テレビ」をクリックすると映画の一覧が表示される。
気になった映画をタップすると「レンタル(¥100より)」と表示がある。
ボタンをタップすると「購入オプション」の下に「HDをレンタル」「SDをレンタル」と金額が異なる場合があるが、どちらも「¥100」となっていることがわかる。これは、Play Pointsのシルバー ステータスの映画レンタルが100円になる特典が使われるためだ。
「HDをレンタル」をタップし「レンタル」をタップするとレンタルすることが可能だ。
再度、Play Pointsの画面の「特典」タブをクリックすると、シルバー特典が全てなくなっていることがわかる。
Google Play Pointsのステータスアップは難しい
今回は、比較的簡単なシルバーを目指してポケモンGOのポケコインを購入したが、1万円で300ポイント獲得できるキャンペーンだったから簡単に到達できた。
しかし、通常の状態で250ポイント貯めるには25,000円の利用が必要となり、筆者はあまりアイテム課金は行わないので映画や電子書籍でこれだけの金額を使うかどうかとなる。おそらく、今回が最初で最後のシルバーとなるのではないだろうか。
ちなみに、それぞれ年間利用額も計算してみたところ、ゴールドになるには年間85,000円以上の利用が必要だ。
ブロンズ | シルバー | ゴールド | プラチナ | ダイヤモンド | |
1年間の獲得ポイント数 | 249ポイント以下 | 250~999ポイント | 1,000~3,999ポイント | 4,000~14,999ポイント | 15,000ポイント以上 |
ポイント付与率 | 100円につき1ポイント | 100円につき1.25ポイント | 100円につき1.5ポイント | 100円につき1.75ポイント | 100円につき2ポイント |
年間利用額 | ─ | 25,000円以上 | 85,000円以上 | 285,000円以上 | 915,000円 |
Amazonポイントも日本国内での提供だが、今回のGoogle Play Pointsも日本国内のみでの提供だ。やはり日本国内でビジネスを行うにはポイントが必要なのだろう。