クレジットカード特集 コラム

アメリカン・エキスプレス・カードに百人隊長(センチュリオン)が描かれている理由とは?

アメリカン・エキスプレス・カードの最高峰と言えばセンチュリオンカード。ただし、グリーンのカードでもゴールドカードでも券面にセンチュリオン(百人隊長)が描かれている。なぜセンチュリオン(百人隊長)が描かれているのか気になったので調べることにした。

まず、センチュリオンとは何か。ウィキペディアで調べると、『ローマ軍団のケントゥリオ(ラテン語: centurio、百人隊長)の英語読み』とある。

続いてケントゥリオを調べると、『古代ローマ軍の基幹戦闘単位であるケントゥリア(百人隊)の指揮官のことである。日本語では一般的に「百人隊長」「百卒長」と訳される。兵の指揮統制をはじめ非戦闘時における隊の管理など、軍の中核を担う極めて重要な役割を果たし「ローマ軍団の背骨」と称えられた。このため、ケントゥリオは市民社会からも大きな敬意をもって遇される名誉ある地位であった』とあるが、アメリカン・エキスプレスが百人隊長を券面に採用する理由は不明のままだ。

アメリカン・エキスプレスのサイトでセンチュリオンと検索しても、ブラックカードのセンチュリオンしかヒットしない。

そこで、アメリカン・エキスプレスに理由を確認してみた。

『センチュリオンはローマ時代の百人隊長として活躍しておりましたが、 AMEXもセンチュリオンの様に「大切なものをお守りする」「信頼される」「尊敬される」という想いを込めてセンチュリオンマークが使われています』

との回答だった。

なお、1958年10月にはじめて米国で発行された紙製カードでも、左上にはセンチュリオン(百人隊長)が描かれており、現在のビジネス・カードとほぼ同じデザインとなる。

この紙製のアメリカン・エキスプレス・カードの年会費は6米ドル。50万枚発行されたようだ。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
アバター画像

菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

-クレジットカード特集, コラム
-, , , , , , , ,

© 2024 ポイ探ニュース