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国際線の空港ラウンジを利用できる「LoungeKey(ラウンジ・キー)」を使うには?

国際線の空港ラウンジを利用できるカードとしては「プライオリティ・パス」が有名だろう。プラチナカードなどのクレジットカードにはプレステージ会員のプライオリティ・パスが付帯している場合が多い。クレジットカードが到着したら別途申し込むことによりプライオリティ・パスを入手できる。

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ラウンジでは、プライオリティ・パスを提示すると、プレステージ会員の場合は本会員が無料、同伴者は1名あたり2,000円または3,000円、27米ドルなど指定の料金を支払うことで利用することもできる。

この、プライオリティ・パスのデメリットはクレジットカードとは別に、カードをもう一枚持たなければならないと言うことだ。最近では、デジタル会員証も用意されており、スマホの画面を提示することで利用できるラウンジもあるが、クレジットカードによってはデジタル会員証が対応していない場合などもあり、使い勝手はまだ悪い。

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ラウンジ・キーとは?

国際線の空港ラウンジを利用する方法には「ラウンジ・キー」もある。ラウンジ・キーでは、世界中の850カ所以上を超えるラウンジを利用することが可能だ。プライオリティ・パスの場合は1,000カ所以上となるので若干少ないが、ラウンジがなくて困るほどではないだろう(2018年1月15日時点)。

ラウンジ・キーの場合、プライオリティ・パスとは異なり、クレジットカードが認証カードとなるため、別途カードを持ち歩く必要がなくなる。ただし、ラウンジ・キーを使う場合も事前に登録しなければならないのでラウンジ・キーの利用までの方法を紹介したい。

ラウンジ・キーの会員種別

プライオリティ・パスは自ら申し込んで利用できるオプションがあるが、ラウンジ・キーの場合は、クレジットカード発行会社との提携サービスが基本となり、ラウンジ・キー対象カード以外では利用することができない。

利用料金は本会員は6回まで無料だが、7回目以降は27米ドルまたは2,000円(税抜)が必要だ。

ラウンジ・キーを日本で最初に導入したのがSBIプラチナカードとSBIワールドカードだろう。SBIカードのリニューアル時にプライオリティ・パスからラウンジ・キーに変更した。

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現在、SBIプラチナカードとSBIワールドカードは発行終了となっており、新たに発行されているミライノ カードはプライオリティ・パスに変更となっている。

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現時点でラウンジ・キーを利用できるプラチナカードはOrico Card THE PLATINUM、ジャックスカードプラチナのみとなる。

ラウンジ・キーの申し込み方法は?

ラウンジ・キーは対象カード(Orico Card THE PLATINUM、ジャックスカードプラチナ)が到着した後にアカウント登録が必要となる。Orico Card THE PLATINUMの場合ジャックスカードプラチナの場合で、登録画面が異なるので注意しよう。

まず、「アカウントを作成」ボタンをクリックすると、カード番号の全桁と画像に表示されている文字を入力して「認証する」ボタンをクリックする。

続いて、名前、住所、電話番号とユーザー名、パスワード、メールアドレスと秘密の質問・回答を入力して「アカウント登録」ボタンをクリックする。

アカウント登録が完了すると完了メッセージが表示されるため「マイアカウントを見る」で確認しよう。

ラウンジ・キーの利用方法は?

ラウンジ・キーは登録したクレジットカード自体がラウンジを利用できるカードとなる。従って、別途カードを申し込む必要も無く、プライオリティ・パスのカードを持ち歩く必要も無い。

ラウンジ・キーを利用する場合は、ラウンジの受付で、ラウンジ・キーを利用することを伝え、対象のクレジットカードと当日の搭乗券を提示すると利用することが可能だ。

なお、ラウンジ・キーの場合は、家族カードでも利用可能となるため、夫婦でラウンジを利用する場合は、追加料金が発生しにくい。

Orico Card THE PLATINUM ジャックスカードプラチナ
本人料金 6回まで無料、7回目以降1回あたり27米ドル
同伴者料金 1回あたり27米ドル
家族カードの利用可否

現在、ラウンジ・キーを利用できるOrico Card THE PLATINU、ジャックスカードプラチナは家族カードの年会費が無料となっている。家族カードまでプライオリティ・パスが発行されるのは、MUFGカード・プラチナ・アメリカン・エキスプレス・カードなど一部のカードのみだ。

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国際線の空港ラウンジを利用する場合は、プライオリティ・パスだけでなく、ラウンジ・キー対象カードも検討してみてはいかがだろうか。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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