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北陸旅行は新幹線より飛行機の方がおトク? のと里山空港は未就学児の場合は1人あたり1万円キャッシュバック(2018年3月末まで)!

2018年になり、最初の旅行は能登半島。初めての北陸となるが、北陸と言えば北陸新幹線だろう。北陸新幹線も開通したということもあり、北陸には行ってみたいと思っていた。ただ、今回利用したのはANA便となり「のと里山空港」を利用した。

ANAのwebサイトで予約をして、アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードのコンシェルジュデスクで加賀屋を予約。加賀屋のwebサイトを見ると、「のと里山空港」からのアクセスは「ふるさとタクシー」が便利と言うことで予約した。しかし、能登に詳しい人に加賀屋に連泊よりも百楽荘という旅館も良いとのことで、加賀屋の予約を1泊少なくし、百楽荘を予約。

筆者の旅行は、クレジットカードやポイントカードの特典を使う旅行となる。そのため、今回も何か特典がないかを検索し、のと里山空港の空港ラウンジを調べてみた。のと里山空港にはカードラウンジもなく、記事にする内容もないなと思っていたところ、気になるバナーを発見。

「3歳以上の未就学児の「のと里山空港」往復利用で1万円のキャッシュバック!!」とある。内容を見ると、春・夏・秋・冬で30名・60名・30名・30名分が3歳以上の未就学児の飛行機利用で1名につき1万円キャッシュバックとなっている。筆者の場合は2人いるため2万円のキャッシュバックだ。

応募条件を見ると「出発日の5日前(土日祝日を除く)の17時まで」とあり、気がついたときには既に年末。募集状況を見てもまだ上限に達していないにも関わらず断念せざるを得ない。何回か「のと里山空港」のサイトにはアクセスしていたのだが、気がつくのが遅すぎだ。webでの申込もできるのだから、当日でも受け付けてくれれば良いのだが…。

1月の「◎余裕あり」と言う状況で申し込めないというのは本当にがっかりだ。

「のと里山空港」では、搭乗率のデータも公開されている。キャンペーンの始まった2017年4月~6月は42,962席の利用実績、7月~9月は40,949席となっている(6月と7月は数日誤差があるため正確ではない)。2016年実績で見ると10月~12月は40,653席(2017年の実績はもう少し増えそう)となり、それで未就学児という制限はあるものの30名の枠が埋まりきらないと言うことは、条件に当てはまっているのに気がついていない人も多いのではないだろうか。または、気がついたときには事後だったと言うことだろうか。せっかくの制度であるのだから、もう少し上手にアピールした方が良いだろう。

ただ、「のと里山空港」のサイトを見ているともう一つ気になるバナーを発見。「のと里山空港をご利用の皆様にお得な情報です。助成金制度」とある。クリックすると、「観光客の方へ」とあり、3つの自治体での観光客助成制度があるようだ。

今回、加賀屋を1泊減らして、百楽荘の宿泊をしたが、百楽荘は観光客助成制度のある能登町となる。リンクをクリックすると、能登町のサイトにジャンプ。

対象者を見ると「のと里山空港行きの航空便を利用し、能登町内の宿泊施設に宿泊される方」。助成金額は、大人2,000円、子供1,000円となり、筆者の場合は2,000×2+1,000×3=7,000円が支払われることになる。

さらに、リンクにはなかったが、レンタカー利用者は2,000円のキャッシュバックがあるようだ。少し古い情報だが、終了のアナウンスも特にない。

他にも「のと里山空港」のサイトには「牛×カニ合戦!」とあり、期間中に「のと里山空港」を利用した搭乗券で2枚で応募すると、のと牛すき焼き肉または加能ガニプレゼント。搭乗券1枚の場合は海産物セットまたは能登の地酒、能登の米があたるらしい。

北陸新幹線の開通により、のと里山空港や小松空港の利用減に向けたキャンペーンなのかわからないが、未就学児がいる場合の「のと里山空港」の往復は非常におトクだろう。さらに、助成金を組み合わせると、かなりの額が戻ってくる。北陸=新幹線と考えずに、空路の検討も良いだろう。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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