クレジットカード特集 コラム プラチナカード

自転車保険にも強かった! アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードとダイナースクラブ プレミアムカード

先日、自転車保険をおトクに加入できるクレジットカードを紹介した。特に「自転車保険」という名称である必要はなく、「個人賠償責任保険」に加入できるかどうかだ。

自転車保険加入の義務化が加速 クレジットカード利用者向けだとおトクに加入することも可能

先日、あるクレジットカード会社から『自転車保険加入「義務化」の動きが加速している』とのメールを受け取った。 2015年10月には兵庫県、2016年7月には大阪府、2018年4月に予定されているのが京都 ...

続きを見る

以前、iPhone 7を落として画面がバキバキに割れた時に、威力を発揮したのがダイナースクラブカードとなる。

購入から1週間でiPhone 7を落として画面が割れた クレジットカードのショッピング保険は使える?

筆者はスマートフォンもそれぞれのキャリアの物を契約している。ドコモ、au、ソフトバンクに加え、楽天モバイル、LINEモバイル、Y!モバイルを保有しているが、先日、ソフトバンクをiPhone 7に変更し ...

続きを見る

そこで、ショッピング保険にも強かったアメリカン・エキスプレス・カードとダイナースクラブカードは自転車保険(個人賠償責任保険)でも威力を発揮するのかを調べることにした。

アメリカン・エキスプレス・カード

アメリカン・エキスプレス・カードの場合、他のクレジットカードと同じように追加料金の支払いで「カードメンバー・ライアビリティ・プラン(総合個人賠償責任保険)」に加入することができた。

もちろん、カード会員本人だけでなく、配偶者や子供なども対象となる。

しかし、サイトで保険の項目を見ても個人賠償責任保険について書かれていないため、アメリカン・エキスプレスメンバーシップ保険デスクで確認した所、新規契約は終了したとのことだ。

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード

しかし、アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードの場合は、自動的に個人賠償責任保険が付帯する。

補償額は1億円となるが、入院などは補償はない。ただし、スキーやゴルフ、テニスの場合、入院や通院・用品損害の補償もある。

自転車で他人にケガをさせたときの事を考えると、自動で付帯するのは大きなメリットだが、多くの場合に付帯する示談交渉サービスはないのがデメリットといえる。

ダイナースクラブカード

ダイナースクラブカードの場合は、個人賠償責任保険が加入できる。ただし、資料請求しなければわからないため、資料請求してみた。

1週間程度で資料は届き「ダイナース ライアビリティプランのご案内」を確認したところ、年間保険料は4,960円となり、保険金額は1億5,000万円となる。

ダイナース ライアビリティプランの場合、受託者賠償責任保険も同時加入となり、他人から借りたり預かったりしたものが壊れたり紛失した場合に、自己負担1万円で最大50万円の保険金が支払われるものとなる。

他社の個人賠償責任保険よりも若干高額となるが、受託者賠償責任保険もついているのは大きなポイントだ。

ダイナースクラブ プレミアムカード

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードと同様、ダイナースクラブ プレミアムカードにも個人賠償責任保険が自動的に付帯する。

補償金額は1億円となるが、こちらは示談交渉サービスが付いている。示談交渉を保険会社が行ってくれるため、アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードよりも使い勝手は良いだろう。

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードとダイナースクラブ プレミアムカードの個人賠償責任保険の違い

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カードとダイナースクラブ プレミアムカードの個人賠償責任保険を比較すると以下のようになる。

アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード ダイナースクラブ プレミアムカード
保険名 プラチナ・カード・アシスト 交通事故傷害保険/賠償責任保険付き
(賠償責任保険)
保険会社 Chubb損害保険 東京海上日動火災保険
被保険者 カード会員、配偶者、同居の親族、別居の未婚の子供
月額 無料(自動付帯)
保険金の支払いの例 ・子供が自転車で通行人にケガをさせた
・子供がキャッチボールをして隣人宅や車の窓を割った
・飼い犬が通行人に噛み付いてケガをさせた
・集合住宅で洗濯機や風呂の水を溢れさせ、階下の人に損害を与えた など
賠償責任 1億円
示談交渉

基本的な内容は同じだが、示談交渉のサービスがあるかないかが違いとなる。

  • この記事を書いた人
  • 最新記事
アバター画像

菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

-クレジットカード特集, コラム, プラチナカード
-, , , , , , , ,

© 2024 ポイ探ニュース