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1回の旅行で多くの観光地を巡る! おトクな北陸旅の方法とは…?

先日、筆者は金沢→富山&滑川&入善→高山→名古屋と北陸地方と東海地方を一度に旅をしてきた。一度に多くの場所を巡ると、「切符代がかなりかかるのではないか?」と感じる人も多いのではないかと思う。

しかし、実態としては、距離が長くなればなるほど、同じ1枚の切符で前に進めば程、1キロあたりの距離に対しての料金が安くなるため、おトクに巡ることができる。
そこで、今回はおトクな北陸地方&東海地方を巡る方法を紹介する。

1.乗車券

今回は、金沢→富山→高山→名古屋に行ったため、乗車券は一筆書き+切符分割での旅をした。

一筆書きの切符は一度も旅の途中に同じ駅に重ならず、前に進む場合に持つことができる。今回の場合、写真の通り、東京近郊→富山→高山→名古屋→東京近郊であれば、この一筆書きの切符で旅をすることができる。この場合のルートとしては、新幹線の駅までの在来線→北陸新幹線→高山線→東海道線(岐阜?名古屋)→東海道新幹線である。

今回は、金沢にも行った。そのため、写真の通り、一筆書きのルートから外れる富山→金沢の区間について別途乗車券を購入した。別途、一筆書きのルートから外れる富山→金沢の区間の乗車券を購入することで、有人改札での入出場とはなるが、新幹線を富山で途中下車せずに、そのまま金沢まで乗車して旅をすることは可能である。

なお、もし金沢を経由して、一筆書きの切符の購入を検討する場合には、福井、米原経由のルートがある。

2.特急券の乗継割引

高山に行く場合には、富山からでも名古屋からでも、特急の「ひだ号」を必要がある。高山に行く場合には、富山からのほうが乗車時間が短い。

新幹線から特急、特急から新幹線に乗る場合には、特急券が半額になる「乗継割引」がある。しかし、富山発着の場合には、特急券の乗継割引が無いので注意が必要だ。

逆に、名古屋発着の場合には、原則通り、乗継割引の対象となる。ただ、その場合でも特急から新幹線に乗車する場合には、翌日までに乗車すると、特急券が半額となるが、新幹線から特急に乗車する場合には当日中に乗車しないと特急券が半額にならない。

そのため、一筆書きで高山に行く際には富山から行って、高山を巡って1日宿泊し、名古屋に出る、いわゆる「反時計回り」で巡る旅のほうが名古屋でもゆっくり観光ができるので、オススメである。

3.富山県を巡る旅

旧北陸本線の富山県エリアは新幹線が開通してから第三セクターのあいの風とやま鉄道が運行している。あいの風とやま鉄道では、年間1,000円のファンクラブがあり、特典として1日乗車券がある。あいの風とやま鉄道と石川県エリアのIRいしかわ鉄道は相互乗り入れをしていて、金沢から乗車すると、乗り換え無しで富山まで行くことができる場合が多い。

あいの風とやま鉄道の1日乗車券の乗り放題のエリアは、石動(いするぎ)から越中宮崎までのエリアである。

今回は、在来線で金沢→富山に来た。その場合、金沢から石動までは別途切符を購入し、石動から富山間については1日乗車券で乗車した。金沢から石動までの切符の購入は、自動券売機でICカードから切符を購入することができた。

また、同じ日だったので、富山→滑川→入善→富山の区間についても、1日乗車券で巡ることができた。富山県はあいの風とやま鉄道に乗車していると、車内から山と海が一度に見れるので、大変オススメな場所である。


切符のルールをどのくらい知っているかどうかでおトクな旅ができるかどうかが決まってくると思っている。

とりわけ、北陸エリアは新幹線開通により、関東からも近くなった。また、新幹線の駅以外にもその周辺の観光スポットについても1日乗車券を使えば、複数箇所をおトクに巡ることができるので、是非とも参考にしていだけるとうれしい。

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kagayakuko

小学生のころからポイントを収集。当時集めていたポイント…サンリオショップ(4店舗)、マクドナルド(4店舗) 高校生になってからはクラブ・オンカード、大学生になってからは小田急百貨店、京王百貨店、メトロポリタンプラザ(現:ルミネ池袋)、ビックカメラ、さくらや、マツモトキヨシの現金専用のポイントカードを所有。 2005年から2010年までの間に在籍していた大手クレジットカード会社の子会社(グループ再編により現在は閉鎖)にて、クレジットカードを所有しはじめ、クレジットカードのポイントやポイントサイトのポイントも収集するようになる。 社会保険労務士、ファイナンシャルプランナー(2級、AFP)、日商簿記2級、ビジネス実務法務検定2級等多数の資格を所有。

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