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坂本龍馬デザインのカードは多い クレジットカード、キャッシュカード、電子マネーまで

幕末の偉人といえば坂本龍馬、西郷隆盛、吉田松陰、高杉晋作、勝海舟などなど。そんな中でも人気No.1が坂本龍馬だろう。坂本龍馬デザインのクレジットカードも存在するほどだ。 クレジットカードだけではない。電子マネーやキャッシュカードにも坂本龍馬デザインはあるのだ。

今回は、坂本龍馬がデザインされたカードを紹介したい。

龍馬の夢カード・龍馬の夢カード ゴールドカード

2000年9月15日(金)から発行されたのがJCBの「龍馬の夢カード」だ。ご当地カードが盛り上がり始めていた時期であり、さらに坂本龍馬生家を復興するために発行されたカードとなる。

「龍馬の夢カード」を利用すると、カードショッピング金額の一部をJCBが公益社団法人高知市観光協会に寄付し、龍馬施設設備や関連事業などに役立てられる。

こだわりの券面は、高知県より龍馬のネガを借りて、顔のアップと立姿の2種類が用意された。

また、券面の「龍馬」のサインは、地元で龍馬直筆の手紙を持っている方から手紙を借りてデザインしたカードとなる。

一般カードとゴールドカードの2種類となり、ゴールドカードは顔のアップのみのデザイン。年会費は一般カードで初年度無料、2年目以降は1,250円(税抜)、ゴールドカードは1万円(税抜)。

ポイントプログラムはOki Dokiポイントとなり、月間利用額1,000円につき1ポイント。1ポイント=4?5円相当として他社のポイントなどに交換可能だ。

「龍馬の夢カード」としての特典は、カードの提示で高知県の「龍馬の生まれたまち記念館」の入場料を10%引きで利用可能だ。通常、一般が300円のため270円となる。

龍馬カード(+晋作カード)

2007年12月に発行開始したのがライフカードの「龍馬カード」だ。ライフカードは、約1年前の2006年10月25日(水)には高杉晋作をテーマとした「晋作カード」を発行していた。

「晋作カード」は社会貢献型のクレジットカードとなり、カードショッピングによる収益の一部を特定非営利活動法人全国晋作連合会の活動資金として提供するカードとなっていた。現在は発行終了となっている。

新たに誕生したのが「龍馬カード」となり、「晋作カード」と同様、「龍馬カード」を利用すると、収益の一部を全国の坂本龍馬関連団体・施設に寄付される社会貢献カードとなる。

「龍馬カード」の年会費は初年度無料、2年目以降は1,250円(税抜)。ただし、前年1回以上の利用があれば無料となるため、実質無料カードだ。

ポイントプログラムはLIFEサンクスプレゼントとなり、100円につき0.1ポイント貯まり、1サンクスポイントは5円相当として他社ポイントなどに交換できる。

「龍馬カード」の特典として、カードを提示することで高知県立坂本龍馬記念館の入場料が優待となる。2017年4月時点で、同館は休館となっており、2018年春からリニューアルオープンの予定だ。

発行開始時は、VisaとMastercardで異なるデザインだったが、現在申し込める「龍馬カード」はVisaとMastercardでデザインは変わらない。

ICカードですか龍馬カード

とさでん交通、県交北部交通、高知東部交通、高知西南交通、高知高陵交通、高知駅前観光、四万十交通の各路線、ジェイアール四国バスの大栃線、土佐市ドラゴンバスで利用できるICカード「ですか」。

2009年12月26日(土)に、2010年NHK大河ドラマ「龍馬伝」の放送を機に開催した「土佐・龍馬であい博」にちなんで1万枚限定で発売された。

カード販売料金は2,000円。うち、500円がデポジットとなるため、1,500円分の利用が可能だ。

カード券面の「坂本龍」の署名は、桂小五郎が薩長同盟に関する書簡に間違いがないことを証明する印として坂本龍馬に裏書きを依頼した時の直筆文字を使用している。

ICカード「ですか」は、路面電車・バスでの利用金額に応じて5%の「ですかポイント」が貯まる。貯まったポイントは、「ですか」に再度チャージが可能だ。

また、四国地区の「めぐりん」加盟店ではカード提示で100円につき1めぐりんマイルを獲得できる。

竜馬めぐりんWAON

続いて紹介するのが、2010年5月30日(日)に発行された四国地区限定の「竜馬めぐりんWAON」。

他のカードと異なり、デザインはイラストとなる。イラストは人気漫画「お?い!竜馬」の作者「小山ゆう」氏によるものだ。

ICカードですか龍馬カードと同様、四国の「めぐりん」加盟店での特典に加え、WAON決済時には200円につき1 WAONポイントを貯めることができる。さらに、WAONの利用金額の一部がNPO法人「遍路とおもてなしのネットワーク」の活動に役立てられる。

発行手数料は300円(税込)だが2万枚の発行となり、既に発売は終了となっている。

ハーティNCBカード (龍馬デザイン)

2011年後半から2012年前半に発行開始したハーティNCBカード(龍馬デザイン)。ニュースリリースなども出ておらず、はっきりした発行開始時期がわからない。

高知県を中心にスーパーマーケットを展開するサニーマートとの提携カードとなる。デザインは高知県の桂浜公園と坂本龍馬像。

龍馬デザインもハーティNCBカードと特典は変わらない。年会費は無料。Visa、NCB、UC加盟店でのクレジット払いで月額利用金額1,000円につき3ポイント貯まり、500ポイントで500円分のハーティポイントお買い物券に交換可能だ。

その他、高知県内のTSUTAYAと愛媛県内のTSUTAYA WILLで会員証として利用することも可能。

四国銀行 龍馬支店キャッシュカード

2013年11月18日(月)に誕生したのが四国銀行のインターネット支店「龍馬支店」だ。

最近では、支店の近くに住んでいたり、会社の近くなどでなければ口座開設できない場合も多いが、「龍馬支店」はインターネット専用支店のため、全国から申込可能となる。

通帳は発行されないが、大河ドラマ「龍馬伝」で有名な、書家「紫舟」氏による題字が使われたキャッシュカードが発行される。

龍馬支店の特典としては2015年以降「龍馬おすそわけ定期預金」の募集があり、定期預金の預入で高知県の宿泊割引券やカタログギフトなどがプレゼントされる。


色々調べてみたが、坂本龍馬以外の偉人のカードはほとんどない。それだけ龍馬の人気が凄いということだろう。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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