先日、JAL国際線特典航空券 ルール変更 日本国内でのストップオーバーが不可に!というコラムを書いた。これまではJAL国際線特典航空券を発券する際に、海外発にすると、日本国内線をおまけのように付けることが可能だったのだが、2016年11月の制度改正により、これが不可能になる、といった内容だ。
実はこのような、「海外発にしておまけで国内線を付ける」 といった技は、実はANAでも実施が可能なのである。
以前はANAの特典では不可能であったのだが、2015年4月のルール改正により、これが可能になったのである。
面白いことに、筆者がマイルの世界(?)に入った2006年頃はANAでも国内でのストップオーバーが可能であったが、その後改悪されて不可能になっていた。それが、再度2015年に可能になった、という経緯がある。この点を取ってみても、本当にマイル・特典航空券のルールは、改悪/改善の繰り返しだと、つくづく考えさせられる。
ANA提携会社国際線特典航空券で国内線部分を付加する
実は、この方法、非常に簡単である。特に難しい事も無く、ANAの提携会社特典航空券予約の画面から簡単に予約することが可能なのだ。
まず、ANAの"提携会社 国際線特典航空券"予約ページで、下記のような旅程を入力してみてもらいたい。なお、予約時には、往復旅程ではなく、「複数都市・クラス混在」 というボタンを押して、1区間ずつ旅程を入力する点がポイントだ。また、ANA特典航空券ではなく、提携会社特典航空券の予約画面から予約しなければならない。
区間 | 日付 | 出発地 | 到着地 |
1区間目 | 2016年11月1日(火) | 沖縄那覇 | 東京羽田 |
2区間目 | 2016年11月10日(木) | 東京羽田 | ソウル金浦 |
3区間目 | 2016年11月20日(日) | ソウル金浦 | 東京羽田 |
この際に、国際線区間は往復ともANAではなく、最低限どちらか一方は、他社(アシアナ等)の便を選ぶ必要がある。
上記の旅程の必要マイル数は、なんとたったの15,000マイル!
単純に、東京羽田/ソウル金浦の往復旅程を取った場合でも15,000マイルなのだが、上記のように国内線をくっつけても同じ15,000マイルで取れてしまうのだ。同じマイル数なのに国内線が1区間ついてくるという、とてもおトクな取り方である。
なお、上記の場合、国内線は片道のみしかないため、 東京羽田/沖縄那覇 の航空券は別途手配する必要がある。