漢方スタイルクラブカード、REX CARD、リーダーズカードの改悪があり、還元率競争で完全勝利となったリクルートカードプラス。しかし、取材を受ける時に記者の方から「リクルートカードプラスって終了するんですか？」というような事を聞かれるようになった。
この終了に関する質問がなぜ出てきたのだろうか。通常、取材する側もある程度の情報を調べてから取材に望む。リクルートカードプラスの情報を調べようとすると、リクルートカードプラスのページに辿りつけないという事が続出したということだ。
真相を調べるため、筆者も「リクルートカードプラス」をGoogleで検索してみた。
多少の間違いでも一番最初に該当ページを表示するGoogleでも、リクルートカードプラスのページがヒットせず、リクルートカードのトップページが1番上に表示される。念のため、ページにアクセスするとリクルートカードの紹介ページが大きく表示される。
では、リクルートカードプラスの詳細ページはどこにあるのだろうか。答えはサイドバーに「リクルートカードプラスについて」のリンクとなる。バナーで目立たせるでもなく、ちょっとしたお知らせレベルと並列で並んでいるだけだ。確かにこれでは見当たらないだろう。
実際にアクセスすると、リクルートカードプラスの詳細ページは表示され、申し込みも可能となっている。
では、従来のページはどうだったのだろうか？ 2015年9月時点でのトップページは次のようになっていた。
リクルートカードとリクルートカードプラスが並列に紹介されており、サイドバー右上にも「リクルートカードプラス（JCB）について」というリンクもはられている。現在のトップページからはこのリンクが消され「リクルートカード（VISA・JCB）について」のみ。
漢方スタイルクラブカード、REX CARD、リーダーズカードの改悪発表は2015年8月だ。それ以降、リクルートカードプラスの申込が増えたのではないだろうか。このトップページが変わったのは2015年10月頃となり、募集をおさえているという印象だ。
それでも、小さいとはいえ、サイドバーのリンクがあるにも関わらず、リクルートカードプラスのトップページがGoogleの検索でヒットしないのはなぜだろうか？ リクルートカードプラスのページを表示し、HTMLコード（ソースコード）を確認すると面白いことが分かる。
重要なところは9行目の「<meta name="robots" content="noindex">」だ。このrobotsのnoindexと言うのは「検索エンジンに登録しないでください」というコードとなる。つまり、明示的にリクルートカードプラスのページを検索エンジンで検索できないようにしているということだ。リクルートカードが終了するのか？ という噂も出てくるのもわかるだろう。
さすがにここまで隠す必要もないと思うため、リクルートライフスタイルとJCBの両社に確認した。どちらも「現時点で終了することはない」という回答だ。無難な回答だろう。リクルートライフスタイルは「リクルートカードの募集を強化している」という事も言っていたが、今後はどうなるのかはわからないため、還元率2％の高還元率カード「リクルートカードプラス」を手に入れたいのであれば、早めに申し込んでおいても良いのではないだろうか。