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ANA Million Miler Programのタグを一挙公開! JALと異なり非公開特典は無し

ANAでは2014年から「ANA Million Miler Program」を開始している。Million Milerという通り、通算100万マイル達成者向けのプログラムだ。

ANAの場合はマイル口座残高照会ページで「ライフタイム マイル(LTマイル)」として表示されており、ANAライフタイム マイル、ライフタイム マイル(ANA+パートナー航空会社)の2つを確認できる。

ANAライフタイムマイルこのライフマイル タイムとは、フライトマイルとは異なり、区間基本マイルとなるため、国際線ファーストクラスに搭乗しても、ダイヤモンド会員でも一般会員でも同じ100%のマイルが加算されていく。純粋に、AMC(ANA Mileage Club)に入会した後にどれだけ"飛んだかどうか"だ。もちろん、特典航空券を利用しても"飛んでいる"ため、フライトマイルは積算されないが、ライフタイム マイルには反映されることになる。

この、100万マイルを到達すると、JALのJGC Five Starと同様に特典が用意されている。JALの場合はJGC Five Star特典は非公開だったが、ANAの場合は公開されているため1つずつ紹介しよう。

特典1:マイル有効期限の廃止

JGC Five Starと同様、マイルの有効期限が廃止される。100万マイルを達成しているような人であれば、マイルも沢山保有しているだろう。保有している全てのマイル、今後獲得するマイルの有効期限がなくなるため、忙しくて使えなくて失効するということはなくなる。

特典2:SFCにいつでも入会可能

SFC(スーパーフライヤーズカード)年間プレミアムポイントを5万ポイント以上達成し、プラチナ以上の会員になった時にのみ加入できるスーパーフライヤーズカード(SFC)にいつでも入会が可能となる。

100万マイル以上を達成するような利用者の場合は、常にダイヤモンド会員だったりプラチナ会員だったりするため、特にSFCに入会するメリットはない。

しかし、出張が少ない部署に移動するなどした場合、いつでも入会できるというのは大きなメリットだろう。

特典3:ANA SUITE LOUNGEを利用可能

こちらは100万マイルではなく、200万マイル以上の達成者のみの特典となるが、ダイヤモンド会員やファーストクラス搭乗者のみが利用できる「ANA SUITE LOUNGE」を利用できる「Lounge Access Card」が贈られる。

現時点ではANA SUITE LOUNGEは羽田空港、成田空港、那覇空港にしか存在しないが、2015年11月5日(木)には伊丹空港にも誕生するなど、今後増えていくことが予想される。

特典4:ネームタグ

100万マイルというと160万Km。地球の1周が約4万Kmのため、地球40周となる。さすがに最初から100万マイル目指してください、と言うのはあまりにも大変だろう。そのため、半分の50万マイル達成時にも特別なネームタグが贈られる。

さらに、100万マイル、パートナー航空会社も含めた100万マイル、200万マイル、300万マイルを達成するとネームタグが贈られる。

ネームタグは、加賀蒔絵が施されており、スーツケースやバッグに付けるというよりは保管用にした方が良いような立派なものだ。

ちなみに、ANA Million Miler Programが誕生した時は200万マイル達成時のタグまでしか用意されていなかった。新しく300万マイルのタグが用意されているが、達成者に向けて用意したとのことだ。

ANAネームタグ


ANA Million Miler Programについては、ANAに取材依頼したところOKが出た。JALのような非公開されているような特典がないのかを聞いてみたが、全てオープンにしているとのこと。そのため、Million Miler Programとしては、上記以外の特典は存在しないようだ。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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