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ポイントは面倒くさい?(下) 最終手段は請求時にキャッシュバックされるカードを使え!

2015年8月25日

ポイントを面倒くさいと考える人に向けて、金融商品として考えるゲームとして考える、という事を書いてきたが、それでもポイントは面倒くさいと考えた場合は、キャッシュバックカードをおすすめする。

キャッシュバックカードとは?

キャッシュバックのクレジットカードと言っても2つのパターンが存在する。1つ目はクレジットカードの利用に応じてポイントが貯まり、貯まったポイントをキャッシュバックしてもらうというパターン。「SBIレギュラーカード」等がこのパターンだ。このパターンは、結局ポイントのことを気にしなければキャッシュバックできないため、ポイントが面倒くさいという人には向いていない。

2つ目は請求時にキャッシュバックされるパターン。ルミネでの「ルミネカード」がわかりやすいだろう。ルミネでルミネカードを使うと請求時に5%引いた金額が引き落とされる。ただし、ルミネ以外では5%のキャッシュバックはなく、ビューサンクスポイントが貯まってしまう。

そこで、どこで使ってもポイントの事を考えずに、請求時にキャッシュバックされるクレジットカードを紹介しよう。

請求時1%OFFのP-oneカード<Standard>が最強

最強のカードは「P-oneカード<Standard>」だ。年会費は無料、国際ブランドはJCB、Visa、MasterCardから選べる。通常のショッピング利用時にはポイントは付かないが、請求時に1%OFFになるクレジットカードとなっている。

つまり、P-oneカード<Standard>で払ってさえいれば1%のリターンがあるということになる。

取材時にP-oneカード<Standard>を紹介すると、メディアの食付きが違う。やはり、担当者がポイントは面倒くさいと感じている場合には必ず取り上げられる。わかりやすいためテレビでも紹介されやすい。

固定費の引き落としをP-oneカード<Standard>に変更する

P-oneカード<Standard>を申し込んだら、次に固定費の支払いをクレジットカードに変更しよう。電気料金、ガス料金、水道料金、固定電話料金、携帯電話料金、NHK受信料など、毎月必ず支払うものがあるはずだ。

前回紹介した統計局が用意している勤労者世帯の世帯支出のExcel表を確認する。2人以上の世帯の勤労者世帯では、電気代の平均が8,636円、ガス代が5,338円、上下水道が5,732円、通信費が16,653円だ。合計すると、1ヶ月36,359円の支出がある。

これらの固定費の多くはクレジットカード払いができる。これだけでも1ヶ月363円分がおトクとなり、年間では4,356円もおトクになる。一度登録しておけば以降は何もする必要がなく、毎年自動的に4,356円もおトクになるということだ。

固定費の支払いだけにクレジットカードを利用している場合は、財布にクレジットカードも入れる必要もないだろう。おトクには生活したいが、ポイントを考えるのは面倒くさいという場合は、P-oneカードは最強だ。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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