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【入門編】ANAマイルを効率よく貯めるために抑えておきたいポイントとは?

2015年8月6日

筆者は「JALとANA、どちらのマイルを貯めるのが良いか?」という質問をたびたび受ける。人それぞれのライフスタイルや生活様式とも結びつく事なので、一言で最適の答えを返すのは難しいが、筆者の経験から言うと、ANAマイルの方が貯めやすいと感じている。

またANAはスターアライアンスに加盟しており、その他にもマイレージパートナーが多いので、比較的特典航空券が取りやすい。

今回は「ANAマイルを効率よく貯めるに抑えておくポイントは?」と言う点に焦点を当ててコラムを書いてみたい。

ANAのマイルを貯めるのであればソラチカカードは必須

ソラチカカード筆者の経験から確実に言えるのは、「ソラチカカード(ANA To Me CARD PASMO JCB)」は必須だ。ソラチカカード会員になれば、通常1,000:600の交換比率であるメトロポイントからANAマイルへの交換比率が、100ポイント=90 ANAマイルと大幅にUPする。ここは大変重要なポイントのため、確実に頭に入れておこう。

ソラチカカードは、東京メトロに乗車するたびにメトロポイントが貯まるなどのメリットもある。もちろん、このカードで決済をすれば「Oki Dokiポイント」が貯まり「Oki Dokiポイント」はANAマイルに移行することができる。

通常、1,000円あたり5マイルの移行比率だが、年5,000円(税抜)の手数料を払えば、1,000円=10マイルと比率がアップする。

メトロポイントへの交換可能ポイントを把握する

次にポイント探検倶楽部の「ポイント逆サーチ」機能を使って、メトロポイントに交換できるポイントを調べてみよう。全部で10のポイントが表示されるが、筆者がこの中で重要だと考えるのは、ズバリ「PeX」、「Gポイント」、「ネットマイル」の3つのポイントプログラムだ。この3つとも会員登録は無料なので、出来れば全て登録するのが良いだろう。

「PeX」は、主に中継ポイントとして重宝する。と言うのも「ハピタス」「ライフマイル」「ポイントタウン」「ポイントインカム」など、比較的高率でポイントが貯まるサイトが、何れもPeXをポイント交換先のひとつとしているからだ。

「Gポイント」はポイントを貯めるためのメニューが豊富となっている。特に「まるとく調査員」などは、短時間で一挙に1,000ポイント以上のマイルを貯める手段として非常に有効だ。

「ネットマイル」は、サイトのリニューアル以降、ポイント獲得手段が増えたり、交換比率がUPしたりと何かと有用性が増している。

必ずポイントサイトを経由する

次に大切なポイントは、「インターネットを通じて購入や申し込みを行う場合は、直接そのサイトに行かない」と言う事だ。少しわかりにくいので、具体的な例をあげて説明したい。

例えば楽天市場で買物をする際、楽天市場に直接アクセスすると楽天ポイントとカード決済のポイントが付くのみだが、仮に「ライフマイル」を経由して楽天市場を訪問すると、上記に加えてライフマイル(ポイント)を獲得できる。
⇒仕組みは「ポイントモール徹底解説 クレジットカードのポイントモールって何? ポイントモール倍付け原資はどこから出ている?」参照

同様のケースは、宿泊予約や旅行申込み、カードの発行など、インターネットを通じたあらゆる行動において当てはまるのだ。

ANAのマイルを効率よく貯めるためのクレジットカードは?

次のポイントとしてANAマイルを効率よく貯めるためのクレジットカードだが、100円あたり2マイルが付与される「ANAダイナースプレミアムカード」などもあるが、年会費が155,000円(税抜)とかなり高額になる。

筆者の場合は、ANAマスターワイドゴールドカードをメインカードに利用している。家族カードも含め年会費は18,000円(税抜)だが、各種条件を満たせば割引がある。
⇒年会費の割引は「ANA VISAカード、ヒルトンHオナーズVISAカード等は年会費をそのまま支払うのはNG 年会費を大幅に節約する方法とは?」参照

マイル換算率は1,000円=10マイルだが、こちらも前年度の利用実績などに応じて、ボーナスマイルが得られるシステムになっている。年間利用額が300万円の場合は還元率が1.18%までアップし、マイ・ペイすリボを利用した場合は1.48%までアップする。

なお、一番最初に紹介したソラチカカードはメトロポイントの交換用として必須ということであり、決済はソラチカカードである必要はない。ANAマスターワイドゴールドカードは300万円の利用時には1.18%のマイルを獲得できるが、ソラチカカードの場合は1.06%となる。そのため、筆者はANAマスターワイドゴールドカードをメインカードにし、ソラチカカードをポイント交換用のサブカードとして保有している。2つのカードを保有することで、カード継続時に毎年3,000マイル獲得することも可能となる。

最後に、既婚者の方は、配偶者を家族会員にしてマイルを合算して使えるようにするのが良いだろう。それにより、期間切れでマイルが失効してしまうリスクを低減する事が可能になる。

「ANAマイルを効率よく貯める入門編」という事で、参考にして欲しい。

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diegosuarez

これまでに、南極を除く世界6大陸、40か国以上を訪問。マイルは旅を快適にする手段と心得、国内線や近距離の国際線はチケットを購入しマイルを貯め、長距離ビジネスクラスの特典航空券取得を目標としています。JAL、ANAのマイルを効率的に貯めるためには、クレジットカードの会費など、ある程度の出費は厭いません。年間、旅にかける費用はかなりの額になるので、それらのコストは旅の費用の一部と考えています。海外旅行の際は、航空会社、使用機材に至るまでこだわる、航空マニアでもあります。

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