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まだ間に合う! ANAマイルをガッツリ貯められる「ふるさと納税でのTポイント付与」が2015年7月末で終了

ポイ探ユーザーの方なら、千葉県市川市が、ふるさと納税へのお礼の品として「Tポイントの付与」を実施している事を知っている人も多いだろう。このTポイントの付与が、2015年7月末申し込み分までで終了する事が発表された。

ふるさと納税について詳しく述べるのは割愛するが、要は、自分の好きな自治体に寄付をして、確定申告をすれば、自己負担2,000円だけで様々な特典を得る事が出来るという、昨今注目を集めている制度だ。

通例、ふるさと納税者に対して自治体は、地元の特産品などの特典を与える事が多いが、市川市はこの特典を「Tポイント」にしている。

具体的に示してみよう。例えば筆者が市川市に10,000円以上のふるさと納税を行えば、市川市からお礼(特典)として、2,000 Tポイントが付与されるのだ。この寄付金は、確定申告をすることにより、自己負担2,000円以上の分は戻ってくる事になる。すなわち、仮に50,000円寄付をしたとすると、確定申告で48,000円は戻ってくる。

ここで注意しないといけないのは、一回につき10,000円以上の寄付に付き、2,000 Tポイントが与えられるという点である。一度に20,000円の寄付をしても、付与されるTポイントは2,000ポイントとなる。しかしながら、10,000円の寄付を2回に分けて行えば、2,000×2回=4,000 Tポイントが得られるのだ。

2,000円の自己負担額でふるさと納税できる上限額は収入や家族構成で異なるが、仮に単身世帯で年収が500万だと、おおよそ6万円ほどになる。すなわち10,000円の寄付を6回繰り返せば、2,000×6=12,000 Tポイントが得られる。TポイントはANAマイルへの移行が可能なので、6,000マイルを獲得できる事になる。

この「Tポイントの付与」が2015年7月末日の申し込みを持って終了する事が、市川市のWebサイトで発表され、新聞でも報道されている。新聞報道によると「Tポイントという換金性の高い特典が、ふるさと納税の主旨に反する」という事で、総務省から自粛の要請があったらしい。

筆者もこの制度を利用してみたが、最初の申し込みからTポイントが付与されるまで約一ヶ月と、比較的早くポイント反映されていた。TポイントからANAマイルへの移行も約10日と早い。

陸マイラーにとって、手軽にマイルを獲得できる手段がひとつ減るのは残念なところである。しかしながら、2015年7月末まではまだ申し込みを受け付けているので、手っ取り早くANAマイルを貯めたい人は駆け込みで申し込んでみてはいかがだろうか?

くれぐれも「寄付はしたけど特典が得られなかった」という事にならないように、ふるさと納税の制度をよく理解し、手続きの方法を市川市に問い合わせるなどして、ミスが無いように慎重に事を運んでいただきたい。

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diegosuarez

これまでに、南極を除く世界6大陸、40か国以上を訪問。マイルは旅を快適にする手段と心得、国内線や近距離の国際線はチケットを購入しマイルを貯め、長距離ビジネスクラスの特典航空券取得を目標としています。JAL、ANAのマイルを効率的に貯めるためには、クレジットカードの会費など、ある程度の出費は厭いません。年間、旅にかける費用はかなりの額になるので、それらのコストは旅の費用の一部と考えています。海外旅行の際は、航空会社、使用機材に至るまでこだわる、航空マニアでもあります。

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