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その価値はゴールドカード以上!魅惑のアメリカン・エキスプレス・カード!!

2015年6月18日

筆者はサブカードとしてアメリカン・エキスプレス・カード(通称グリーン)を使用している。このカードのメリットとして、海外渡航時に手荷物を往路・復路ともに無料で宅配できること、空港ラウンジが同伴者も含めて利用できることなどが挙げられるが、その他にもあまり知られていない魅力的なサービスが揃っている。今回はそれらのサービスの紹介だ。

1.365日24時間対応のカスタマーサービス

多くのプラチナカードには365日24時間対応のコンシェルジュ・サービスが付帯しており、ホテルやレストランの予約を受け付けている。しかし、プラチナカードであっても、各種カスタマーサービスを担うカードデスクは一般、あるいはゴールドカードと営業時間が同じに設定されているカードも多い。アメリカン・エキスプレス・カードも原則は平日の9時?17時の対応となるが、緊急時の対応についてはこの限りではなく、365日24時間のカスタマーサービスを提供しており、オペレーターと直接やり取りが可能だ。この点は他のカードを大きく上回る点だろう。

2.一律の限度額が設定されていない

ダイナースクラブカードなどと同様に、アメリカン・エキスプレス・カードにも一律の限度額が設定されていない。これは無制限に使えるわけではなく、ユーザー一人一人の状況に応じてフレキシブルに設定されるという意味であり、利用に際しての『目安額』が設定されている。

結婚式でもカード払いが可能注目すべき点は事前入金(デポジット)システムだ。アメリカン・エキスプレス・カードは事前入金さえしておけば実質的に限度額は無くなると思っていい。1,000万円を事前入金しておけば限度額1,000万円のカードとして使えるのだ。結婚式などで大きな出費がある場合、事前入金しておけば限度額を気にする必要は無く、ポイントも一気に貯めることができる。当然ながら、余った入金額は次回以降の支払いに繰り越して利用できる。

3.メンバーシップ・トラベル・サービスはミニコンシェルジュのように使える

アメリカン・エキスプレス社はクレジットカード会社であると同時に、旅行代理店としての側面も持ち合わせている。旅行関連の手配、例えば航空券、ホテル、レンタカー、パック旅行などの予約はプラチナカードでなくても、一般のアメリカン・エキスプレス・カードでも利用できる。

エアポート・ミール特に海外旅行関連は無料で利用でき、さながら手数料がかからない大手旅行代理店のように使うことも可能だ。残念なことに、国内のみの手配は1,200円+税の手数料がかかる。

羽田空港・伊丹空港を利用する場合、エアポート・ミール・クーポンという形で、空港内で利用できる1,000円分の食事クーポンを発行してもらえる。

4.365日24時間対応のコンシェルジュ『グローバル・ホットライン』

筆者はまだ利用したことが無いサービスだが、グローバル・ホットラインという名前で、海外でのホテル・レストラン手配や医療機関の紹介など、365日24時間体制でトラベルデスクが利用可能だ。常に日本語での現地サービスが受けられるのは大変心強い。次の海外渡航の際、利用する機会があれば使ってみたいサービスだと思う。

5.マイル還元率も申し分無し

アメリカン・エキスプレス・カードのポイントプログラムは100円=1ポイントで、メンバーシップ・リワード・プラス(3,000円+税)に別途加入する必要があるが、1,000ポイント=1,000マイルで提携航空会社への移行が可能だ。年会費と合算して15,000円+税となるが、これは他の航空系ゴールドカードと比較しても遜色無いレベルだと思う。

注目すべきはブリティッシュ・エアウェイズ/シンガポール航空にマイル移行が可能な点だ。以前の記事でも紹介したが、ブリティッシュ・エアウェイズのマイレージプログラムを利用するとJAL国内線の特典航空券が非常におトクに発券できる。

また、シンガポール航空は上級クラスの特典航空券を提携他社にはあまり開放していない。シンガポール航空にポイントを移行すれば、かの有名なA380のスイートクラスを特典航空券で発券することも理論上は可能だ。もちろん他のスターアライアンス各社(ANAも含む)の特典航空券を発券することもできる。


今回はアメリカン・エキスプレス・カードの魅力について解説した。これは筆者の独断と偏見だが、年会費10,000円前後の価格帯のゴールドカードを比較した際、総合的に一番サービスが優れているのはアメリカン・エキスプレス・カードだと思う。外資系で少々クセのある会社だが、興味があれば是非試してもらいたい。

もちろんアメリカン・エキスプレス社は他にもカードを発行している。単純にマイルを貯めるという目的であればアメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カードが、上級会員を体験してみたいというのであればデルタ スカイマイル アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードやスターウッド プリファード ゲスト アメリカン・エキスプレス・カードがお勧めだ。

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tidaliathan

クレジットカード、電子マネー、ポイントカード、マイレージプログラムが理由もなく好きです。知識とデジタルデバイスを駆使してより満足度の高い支出をすることをモットーとしています。クレジットカードは10枚以上使用していますが、メインで使っているのはコスト・ベネフィット比に優れる(と思っている)セゾンプラチナカードとソラチカカードです。ステータスマッチ、バイマイル、株主優待なども守備範囲です。

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