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法人カード、ビジネスカード、コーポレートカードの違い ビジネスプラチナカードは社員の福利厚生としてステータスの高いカードを保有しよう

法人カードとは?

「法人カード」をご存知だろうか? 会社の経費精算用のクレジットカードで、社員にクレジットカードを渡し、社員がそのカードで支払えば、後日会社に利用した金額を請求する必要がなくなるカードとなっている。

この「法人カード」にはコーポレートカード、ビジネスカードなどがあるが、利用者や使い勝手で異なる場合がある。

例えば、JCBの場合はJCBコーポレートカード、JCBビジネスカード、JCB法人カードがあり、セゾンカードの場合はUCコーポレートカード、UC法人カード、セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス・カードなどがある。

基本的には「コーポレートカード」と名前が付いているものは大企業向けとなる。従業員が1,000人以上で数十人から数百人規模でクレジットカードを発行する場合はコーポレートカードとなる。

ビジネスカードや法人カードについては各社で異なる。JCBの場合は、ビジネスカードも大企業向けのカードとなるが、それ以外では中小企業のオーナー向けとなることが多い。

ビジネスカードはできるだけステータスの高いカードを持つべき

ここでは中小企業向けの「ビジネスカード」について紹介していきたい。中小企業向けのビジネスカードを保有するのであれば、できるだけステータスの高いクレジットカードを保有すべきだろう。

個人で数万円の年会費を支払うのは躊躇するかもしれないが、ビジネスカードの場合は法人での契約となるため、年会費も経費となる。

また、ビジネスカードのメリットは、追加カードを発行できる点だ。追加カードとは家族カードと同じようなものだが、家族以外でも発行できるという特徴がある。社員に本会員のカードと同じカードを発行できるため、オーナーがプラチナカードを保有していれば、社員もプラチナカードの追加カードを保有することができる。

ビジネス・プラチナカードのメリットとは?

追加カードのプラチナカードと本カードのプラチナカードでは受けられるサービスが若干違う。しかし、大部分は同じサービスを受けられ、特にコンシェルジュサービスは追加カードでも利用が可能だ。

出張手配を自分で行う必要がなくなり、会社に別途請求する必要もなくなる。また、取引先に花を届けるなど、会社のちょっとした事もコンシェルジュデスクで対応可能となっている。

アメックスの上級会員付帯は追加カードでもOKまた、アメリカン・エキスプレス・ビジネス・プラチナ・カードの場合は年会費が13万円(税抜)と高額だが、スターウッド・ホテル&リゾート(SPG)、カールソン レジドール ホテルズ(クラブカールソン)、アコーホテルズ(ルクラブアコーホテルズ)のホテルの上級会員サービスが追加カードでも利用できる。
⇒上級会員のサービスは「SPGアメックス保有者サービスの「ゴールド会員資格」 本当に部屋をアップグレードしてくれる?」「SPGアメックスのクレジット継続時の無料宿泊特典を利用してみた 無料宿泊特典でもSPGゴールドは威力を発揮する?」参照

さらに、追加カードでもデルタ航空ラウンジの利用、プライオリティ・パスの発行が可能だ。

社員のプライベート旅行でもスターウッド・ホテル&リゾートでは上級会員として扱われ、空港ラウンジを利用できるため、福利厚生のためと考えれば、年会費13万円(税抜)もそれほど高額ではなくなる。なお、追加カードは4枚まで無料で発行可能だ(それ以降は1枚につき12,000円+税)。

このように、ビジネスカードを利用するのであれば、福利厚生のためと考えて、できるだけステータスの高いクレジットカードにしておくと良いだろう。

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菊地崇仁

2011年3月に株式会社ポイ探の代表取締役に就任。ポイントやマイルを中立の立場で語れる数少ない専門家として知られ、日経プラス1の「ポイント賢者への道」を2017年から長期連載中。年会費約120万円・約110枚のクレジットカードを保有・利用し、信用できる情報提供を目指している。

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